1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「niko and ...」カフェ事業が人気急上昇の必然 苦節10年で黒字に転換 、平日でも活況に

東洋経済オンライン / 2024年6月18日 13時0分

「デニーズさんは若年層を取り込みたかったようで、私たちをご指名いただきました。僕たちもデニーズさんにいらっしゃるファミリー層をより取り込みたい気持ちがあったので、ある種、相思相愛ですね。

デニーズに関しては、物販も飲食も合わせてコラボレーションしましたが、飲食だけのコラボレーションなどであれば、他社さんともコラボできる可能性はあります」(増田氏)

こうしたコラボレーションの流れの中で、4月・5月にはタピオカミルクティーでおなじみのティーチェーン・ゴンチャとのコラボ商品も発表した。これからもこのような意表を突いたコラボレーションが盛んになっていくのかもしれない。

また、ニコアンドの親会社であるアダストリアは、イトーヨーカドーとアパレル部門において、積極的な協業を行っている。業績低迷が叫ばれるイトーヨーカドーであるが、そこに、ニコアンドコーヒーが出店する可能性はあるのか。

「出店することに後ろ向きではありません」(増田氏)

カフェの需要は、どんどん伸びている。とはいっても、カフェ事業を継続させるのは簡単なことではない。

そんな中で、ニコアンドのカフェ事業はここ10年、徐々にその数を増やしてきた。そして全国各地、その地域に合わせた店舗を増やしている。

「ニコアンドは 、『編集』という言葉を大事にしています」(増田氏)

カフェの役割の一つは、「余白」を生活に提供することだ。何もしなくてもよい、ただそこにいることが許されるような空間。そんな空間を提供するニコアンドコーヒーは、時代を象徴する存在になっていくのかもしれない。

その他の写真

さらにその他の写真

谷頭 和希:チェーンストア研究家・ライター

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください