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「子どものコンタクト」スムーズに使い始めるコツ あまりお勧めできない使い方は「長時間の装着」

東洋経済オンライン / 2024年6月20日 16時0分

ただし、気をつけたいのは、装着時間が長いとドライアイや目の疲れにより、通常の視力が出にくい状態になることです。黒目の表面の涙の保護層がきれいな層になっていると、クリアに見えて視力が出やすいのだそうです。しかし、ドライアイの状態で乾燥し、保護層が波打った形になると、見えにくくなります。

コンタクトの人が夕方見えにくいのは、ドライアイになっていることが多いので、もし夕方以降に目薬をつけて、目にうるおいを与えて見えるようになるならば、その視力低下はドライアイが原因です。

眼精疲労で視力が低下した場合は、疲労が取れることで戻ることが多いともいいます。

視力低下の原因は「成長」と「適応力」

そもそも、視力の低下というのは大きく分けて2つだそうです。

1つは、成長によるもの。成長すると眼球が大きくなり、眼軸長という眼の奥きの長さが延び、焦点距離(焦点が合う距離)も延びるため、手前で像が結ぶようになるのだそうです。それにより近視化が進みます。

もう1つは適応力。たとえば、遠くをよく見るためにメガネやコンタクトを利用している人が、近くを見続けると脳が「近くを見ることが大事なんだ」と認識して、近くに焦点を合わせるようになるのだそうです。

近くに合わせるためには近視化しないといけないため、さらに近視が進んでしまうというわけです。

その状態で今度は遠くを見ると、合わせたはずのメガネやコンタクトが合わなくなっているため、「近視が進んでいる!」となってしまう。

これはメガネやコンタクトのせいではなく、ピントを合わせる筋肉が変化するからなんですね。

繰り返しになりますが、以上のことからあまりセンシティブにならなくてもよいですが、正しい使い方だけはしっかりと守ってください。

吉田 忠史:株式会社パレンテ代表取締役

河内 敏:眼科医

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