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霜降り明星・粗品の毒舌に覚える「嫌悪感の正体」 アンチコメントが殺到している「3つの理由」

東洋経済オンライン / 2024年6月20日 15時30分

その段階に入ったきっかけは、宮迫さんの「もう勘弁して」「僕の負けでいいです」という降参宣言でした。これによって世間の人々が「粗品さんが攻撃的な発言をする相手は、何らかの失敗をしたネガティブな状況の人が多い」ことに気づいた感があります。

実際ネット上には「弱者だけ攻撃している」「さんまなどの大物には反論しない」というニュアンスの声があがっていました。「1人賛否」について粗品さんは“ネットニュースを扱ったコント”と主張していますが、世間の人々は「攻撃できそうなものを自分で選んでいるだけ」とみなしはじめているのでしょう。

この「成功している人が失敗した人やネガティブな状況の人を攻撃する」という構図は、いじめと似ていて、それをネットという公然の場で行うことへの嫌悪感を覚えている人が多いのではないでしょうか。さらに言えば、「もし粗品さんの発言に同調して笑う人が多い世の中だったら嫌だな」という気持ちも芽生えているのかもしれません。

粗品さんの「1人賛否」を認めると、「失敗した人やネガティブな状況の人はこれくらい攻撃してもいい」とみなすことにつながりかねない。そんな世間の人々が生きづらさを感じるレベルの“自業自得主義”を粗品さんに感じていて、それがここにきて風当たりが強くなった1つ目の理由ではないでしょうか。

宮迫さんは18日に配信された動画の中で、「こんな完全に干された弱り切った54歳をいじめるのはやめたほうがいい。もっと強い、なんか生き生きした人たちにぶつかるのがいいんだよ。そういうのやめてください。頑張って生きています」と弱々しく語っていました。これはまさにいじめられた人の言葉に見えます。

粗品さんに限らずネット上では「悪口を言えば再生回数が伸びる、悪口を書けばPVが取れる」という風潮があります。それを多くの人々が知っていて、「みんなが見るから良くない。みんなが見ない世の中にしたほうがいい。でも、できないだろう……」という後ろ向きな感覚も嫌悪感につながっているのかもしれません。

「後出しコメント」が増えてきた

粗品さんに対する風当たりが強くなった2つ目の理由は、自分にとって都合のいい後出しの発言が増えてきたから。

粗品さんは宮迫さんを攻撃したことについて千原せいじさんのYouTubeチャンネルで、「闇営業問題のときに恨みがある」「CMが2本くらい飛んで仕事がなくなった」などと明かしていました。また、木村拓哉さんに対しても「あいさつしたときに無視された」「めちゃくちゃ腹立つ」などと語っています。

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