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「苦手な人や嫌いな人」とあえてすべき1つのこと 同じお皿の料理をシェアするとさらに効果的

東洋経済オンライン / 2024年6月22日 19時0分

つまり、愛他的な人は、知らない人の痛みも、我がことのように感じるということが明らかにされたのでした。

相手の立場で物事を考えれば「空気」も読める

比較グループの人は、知らない人が苦しんでいるのを見ても、「ふうん、だから何?」としか感じられませんでしたが、愛他性の高い人はそういうことはできません。自分も同じ痛みを感じるのです。

人に親切にしたいのなら、いつでも相手の立場で物事を考える訓練をするといいですね。「この人は、今、どういう気持ちなのだろう?」と考えながら付き合うようにすると、少しずつではあっても、相手の気持ちに共感できるようになります。相手の表情から、うれしいのか、悲しいのか、怒っているのかなども、正確に読み取れるようになります。

「空気が読めない人」という表現がありますが、心理学的にいうと、空気が読めない人は、相手の気持ちに共感できない人であり、愛他性の低い人です。

こういう人は、普通の社会生活を送るうえでも非常に苦労をします。何しろ、他の人への気遣いができませんからね。

知らないところで、相手を傷つけたり、配慮のない言葉遣いをしたりしてものすごく嫌われます。

社会生活を送るうえで、相手の気持ちを敏感に察知できることは、だれにとっても必須の能力ですから、ぜひ相手の立場で考え、共感性を磨いてください。相手の感情を、我がことのように感じられるようになれれば完璧です。

内藤 誼人:心理学者、立正大学客員教授、アンギルド代表取締役社長

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