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算数レベルのミス続発「伝説の東大入試」がこれだ 「小学校で習う割合」は東大受験生でも間違える

東洋経済オンライン / 2024年6月22日 11時30分

非常に簡単なはずなのに、多くの東大受験生が「算数レベルのミス」をした問題――それは「小学校で習う割合」に関する問題でした(撮影:今井康一)

「算数から勉強をやり直して、どうにか東大に入れた今になって感じるのは、『こんなに世界が違って見えるようになる勉強はほかにない』ということです」

そう語るのが、2浪、偏差値35から奇跡の東大合格を果たした西岡壱誠氏。東大受験を決めたとき「小学校の算数」からやり直したという西岡氏は、こう語ります。

「算数の考え方は、『思考の武器』として、その後の人生でも使えるものです。算数や数学の問題で使えるだけでなく、あらゆる勉強に、仕事に、人生に、大きくつながるものなのです」

そんな「思考の武器」を解説した43万部突破シリーズの最新刊、『「数字のセンス」と「地頭力」がいっきに身につく 東大算数』が刊行されました。

ここでは、「小学校の算数」レベルのミスをした人が続出した、伝説の東大入試問題を紹介してもらいます。

算数レベルで間違い続出の「伝説の東大入試」問題

みなさんは、とても簡単な問題なのに、東大受験生が初歩的な部分で間違えた東大の入試問題があるのをご存じですか?

【書籍】「1/3で割る」の意味、わかりますか? 小学校の算数がわかれば、数字にあふれたこの世界がまったく違って見えてきます。

問題を見て「え、こんなの簡単じゃん」と思って答えを書くと、多くの人が引っかかって間違えてしまう、恐ろしい入試問題が過去に出題されたのです。

しかもそのひっかけは、小学校の算数の知識がきちんと身についているかどうかが重要になるという問題でした。

「東大受験生なのに、算数の知識で引っかかるの?」と思うかもしれませんが、実際に多くの人が、この問題に引っかかりました。かくいう僕も、その1人です。

そこで今回は、その問題についてみなさんに共有させていただきたいと思います。

下記は、日本で1年間に生まれてくる子供の数の推移を示している。

・1955年〜1970年までは100万人台

・1971年〜1974年の間は200万人を超える

・1975年には再び100万人台となった

このように、1970年代前半に出生数のピークが見られた理由を、以下の語句を用いて答えよ。

出生率 世代 戦争

(2011年 東大地理 第3問 一部改変)

本来はグラフがある問題なのですが、今回はよりシンプルに考えてもらうためにグラフをカットしています。要するに、1970年代前半に日本で生まれる子供の数が多かった理由を答えなさい、という問題です。

さて、指定語句が与えられていますので、これを使えばだいたい方向性を考えることができます。

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