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インバウンドに沸く「お台場フードコート」の現在 外国人目線の「ザ・日本食」が集まる施設だ

東洋経済オンライン / 2024年6月23日 12時30分

これを機に調べたところ、由来は臨海副都心の開発計画にあるらしい。具体的には、計画で副都心の名称が「東京テレポートタウン」とされていたからなのだとか。

また、この場合の「テレポート」はいわゆるテレポーテーションなどとは異なり、英語の「television」「telephone」といった、遠くへと情報を届ける機器の接頭辞である「tele」に、港を意味する「port」を組み合わせた造語だという。

ひとつ賢くなったところで、街へ繰り出そう。同エリアで直近に大きく話題となったものといえば、3月に開業した「イマーシブ・フォート東京」だろう。長らく営業していたショッピングモール「ヴィーナスフォート」の跡地を再利用した施設で、イマーシブ=没入型の体験をウリにしたテーマパークである。

東京テレポート駅を出てイマーシブ・フォート東京の方面に歩いていくと、自動運転車両の案内があった。辺りを走行しているだけでなく、試乗体験もできるらしい。この辺りはその他にもモビリティ関連の施設として、シティサーキット東京ベイがある。23区で唯一のモータースポーツ・サーキットとして、EVのレーシングカート体験ができるという。

さらにサーキットの奥には、かなり巨大な建設中の施設もあった。おそらく2025年に開業予定の「TOYOTA ARENA TOKYO」と思われる。もともとトヨタの「MEGA WEB」があった地であり、今後も関連のコンテンツが充実していくのだろう。

「日本ならでは」のコンテンツが集まるダイバーシティ

さて、肝心のイマーシブ・フォート東京だが、入り口と思しきところまで行ったものの、拍子抜けした。ゆりかもめ・青海駅からすぐのところに小さな入り口が1つあり、係員も1人のみ。入っていく人はゼロではなかったものの、にぎわっているというには程遠い状況である。

訪問したのは週末、土曜日。オープン当初は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを“再建”した立役者として知られる刀社が手掛けたとあって多くのメディアが話題にしたものの、なかなか継続的な集客に苦労しているのかもしれない。

一方でにぎわっていたのが、ダイバーシティのフェスティバル広場にあるユニコーンガンダムの等身大像である。日本のロボットアニメにおける代名詞的な存在であるからか、日本人だけでなく、海外から来たと思しき観光客も多く、思い思いの形で写真撮影をしていた。

ダイバーシティはその他にも日本らしいコンテンツがそろっているからか、外国人が比較的多いように見受けられた。

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