酷暑を快適に過ごす、色にこだわった「食材」選び 東洋医学の「五臓六腑」を取り入れて健康生活を
東洋経済オンライン / 2024年6月25日 18時0分
さて、「肝」とつながる季節である春に取り入れたいのは、「青(緑)」色の食材。
春に旬を迎える緑色の野菜は、滞りがちな気や血(けつ)の流れをスムーズにして、巡りを良くしてくれます。なかでも、春菊や菜の花、春キャベツ、ニラ、セロリ、香味野菜のパクチーなどがおすすめです。
また、「心」とつながる季節である夏に取り入れたいのは、「赤」色の食材。暑い季節ですから、熱を持ちやすいからだをクールダウンさせてくれる、トマト、スイカ、小豆や、旬のきゅうり、冬瓜などを摂りましょう。
ただし夏の野菜はからだを冷やすので、冷え性の方は、摂るのは朝より夜のほうがいいでしょう。
季節に合わせた食材選びには
それぞれに対応する
「五色」を覚えておく
迷ったらオールマイティな「りんご」を
東洋医学では、食材ごとの「性質」を見いだし、これを利用して、適切な食事をご提案することがあります。
食物の性質を表す東洋医学の用語で、「寒性」「涼性」「平性」「温性」「熱性」などといいますが、つまり、その食材に、からだをあたためる作用があるのか、あるいは、からだを冷やしたり、熱を冷ます作用があるのかといった“効能別”に、食材を分類しているのです。
よりくわしく知りたい方は、薬膳をお勉強するのもいいでしょう。ただ、そこまで細かく知らなくても取り入れられるのが、どんな季節や気温であっても、あるいは体質にも関係なく摂ることができる、オールマイティ(中庸)な「平性」と呼ばれる食材です。
その代表格として、ぜひ覚えておいていただきたいのが、りんご。
果物でいうと、キウイやスイカ、いちご、みかんはからだを冷やす作用があります。逆に、桃や栗は温性でからだをあたためます。
それぞれ、体質によっては避けたほうがいい場合もありますが、りんごだけはオールマイティ。つまり、迷ったときは「りんご」をセレクトしておけば間違いない、というわけです。どんな体質であっても、からだにやさしく働き、ビタミン補給や抗酸化作用をもたらしてくれるでしょう。
どの五臓にとってもバランスが良い果物です。
オールマイティな果物、
りんごは体質に関係なく
摂ることができる
「スムージー」の習慣はからだを冷やす
少し前、「栄養があるから」「野菜を手軽に摂れるから」という理由で、朝にスムージーを摂ることがブームになりました。
もちろん、体質に合っていればいいのですが、日本人が毎朝スムージーを摂るとからだが冷えてしまい、栄養を摂るどころか、胃腸を悪くしてしまう可能性が、とても高いのです。
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