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発売から1年「インプレッサ」の販売が低調なワケ 兄弟車「クロストレック」もいいクルマだが…

東洋経済オンライン / 2024年6月26日 10時0分

「インプレッサらしさ」は進化している一方で…(写真:SUBARU)

スバルの主力モデルとなる「インプレッサ」と「クロストレック」が、発売から1年を過ぎた。発売後、1年を振り返り、その販売状況をチェックしてみよう。

【写真】BOLDERデザインを採用する最新インプレッサとクロストレック

インプレッサとクロストレックは兄弟車で、インプレッサがハッチバック、クロストレックはそれをクロスオーバーに仕立て直したもの……ではあるが、その歴史は少々ややこしい。

インプレッサをベースとしたクロスオーバーモデルは、2010年に「インプレッサXV」として登場。その後「XV」となり、2022年暮れに発売となった現行モデルより、日本でもグローバルネームである「クロストレック」に統一された。

一応、独立した車種となっているものの、日本市場における販売データ(一般社団法人自動車販売協会連合会)では、いまも兄弟車としてインプレッサと合算されている。そのため、今回もその数値をもとに検証したい。

【写真】現行インプレッサ/クロストレックのデザインを見る(35枚)

XVからグローバルネーム「クロストレック」へ

2台の現行モデルのデビューを時系列で振り返ってみよう。最初に新型として紹介されたのがクロストレックであり、発表は2022年9月であった。

先にクロストレックを世に送り出したのは、インプレッサの派生ではなく、独立したモデルとしてアピールしたいという狙いがスバルにあったためであろう。

そんなクロストレックの発表から2カ月後となる、2022年11月のLAショー(ロサンゼルスモーターショー)で、6代目インプレッサがお披露目される。

そして、翌12月に今度はクロストレックの日本での価格が発表された。これが実質的な発売開始と言える。この新しいクロストレックの販売目標は、月間2600台であった。

それから、年をまたいだ2023年1月の東京オートサロンで、日本仕様のインプレッサが公開に。4月に価格が発表されている。こちらの月販目標は、1600台だ。

このクロストレックとインプレッサをスバルは、“高い安全性能と動的質感を兼ね備えたSUBARUラインナップのスタンダードモデル”と説明する。基本的なコンセプトは旧型からの踏襲となり、その特徴は他のスバル車と同様に、“走って愉しく、そして高い安全性を持つ”ことにある。

メカニズムとしては、SGP(スバルグローバルプラットフォーム)に2.0リッター水平対向4気筒エンジンを縦置きする4WD(スバルはAWDと表記する)だ。

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