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「休養を軸にしたスケジュール」で仕事が捗る理由 忙しくて週末の予定がない人、必見の思考法

東洋経済オンライン / 2024年6月28日 13時0分

デジタル時代、スマホによっていつでも連絡がつくようになり、オン・オフの線引きが難しくなったと言われますが、考えてみてほしいのは、「その場で返事をしなければいけないほどの用件なのか」ということです。

土曜、日曜にメールを送ってくる人がいても、返事は月曜で十分でしょう。そういう場合、僕は、月曜のタスクリストに「〇〇さんのメールに返事」と入れて、とりあえず頭の中から追い出します。

フリーランスで仕事をしていると、土日も深夜も関係なくメールが届くことは多いのですが、基本は「いつまでに返事が必要なのか」を見極めて、すべてタスク管理し、自分でコントロールするようにしています。

活力は、山登りで体を動かしたり、拠点間移動をしたり、何かをやることによって生まれてきます。その「何かをやる日」を作るためには、スケジューリングして、心の中を空っぽにするということが何よりも大事ですね。

「休暇が取れない」マインドを変えよう

日本の職場は、有給休暇でさえ申請しづらいと言われてきましたが、平成のブラック企業の時代も終わりに向かい、売り手市場の今後は、そんなことをやっていれば、従業員が辞めていなくなるホワイト化の時代になっていきます。

逆に、有給休暇がスムーズに取れないような会社なら、転職するべきでしょう。いつまでもブラック企業にしがみついて、「休みを取れない」と言っていても、もう会社は終身雇用で守ってはくれないのです。

メンバーシップ型で、終身雇用が当たり前だった昭和の時代の常識では、「転職する」という発想はありませんでした。仕事は自動的に上から降ってきて、なおかつ社内でいろんな部署を回るばかりで、エキスパートになることもあまりない。その中で、自分の専門性を磨こうとか、自立しようという発想はなくなっていきました。

もちろん、終身雇用にはよい面もあります。しかし、ある程度は壊していき、自分で仕事を選ぶのだという意識を持つように変わっていかなければいけません。そうなっていけば、個人個人の休養や、仕事に対する考え方も変わってくるのではないかと期待しています。

(後編は6月30日公開予定です)

(構成:泉美木蘭)

佐々木 俊尚:作家・ジャーナリスト

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