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「頑張っても認められない」と悩む人の残念な視点 仕事人生の成功に「選ばれる技術」が必要なワケ

東洋経済オンライン / 2024年6月28日 16時30分

頑張っているなら、いつか誰かに認められるのを待つのではなく、自ら戦略的に自分のことを打ち出していきましょう。自分自身を認め、他者からも認められ、選ばれる。自分の存在がくっきりとしてくる。――私はそんな喜びを、あなたと分かち合いたいと思っています。

没個性で生き残れる時代は終わった

雇われの会社員が、没個性で生き残れる時代はもはや終焉しています。

まず社会的な背景として、超少子高齢化が進む日本は今、圧倒的な人手不足です。

そのため多くの企業では、一部の業務をAIやコンピュータに置き換えることで労働力を補う動きが顕著です。そのインパクトは、1つの部署が消滅するほど大きなもので、会社によっては数百人単位の仕事がごそっとなくなるようなものだとも。

いくら人手不足とはいえ、消滅した部署で働いていた人は、会社にとっては「不要な人材」です。雇用され続けるには、会社内における自分の存在価値を具体的に示す必要があるのです。

また昨今、多くの企業が、「年功序列型」から「成果主義型」へ、さらには「ジョブ型雇用」への転換を進めています。

成果主義型では、給与が高くなる傾向がありますが、そのぶんアピール力も必要になります。自分の才能や素質、技量を明確にし、きちんと周囲に伝えられる人だけが認められ、昇進・昇格し、給与がアップしていく。要するに、「入社したら安泰」ではないのです。

昨今、人材業界では「タレントマネジメント」という考え方が広がっています。きらびやかな芸能界の話ではありません。会社員1人ひとりが持つタレント(才能、素質、技能、経験値など)を数値化することで、結果を出す仕組みを整えようというものです。

この考え方では、個性がない社員は、会社にとって魅力的な人材ではなくなります。

得意ジャンルが見えないから、チーム編成に組み込みにくい。何を考えているかわからないので、課題を共有しにくい……。このような、特徴がなく能力が明確でない、その他大勢の「群衆その1」の行き着く先は、リストラしかありません。

だから、会社員でも「個性」や「存在感」を磨き続ける必要があるのです。

AIやロボットに置き換えられる?

近年「AIやロボットに置き換えられる職業」がよく話題になりますが、実は、自分の職業がなくなるか、なくならないか、私は、問題はそこではないと思っています。

なぜなら、「なくなる職業」は、人口減少が叫ばれている社会全体で見ると、そもそも人間がそんなことをしている場合ではない、さっさとAIやロボットに任せて人間はほかにやるべきことがあるという仕事だからです。

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