カニ山盛り「2時間1万2000円」ブッフェの破壊力 コロナ禍で怒涛の出店をした企業の正体
東洋経済オンライン / 2024年6月28日 8時50分
東京・銀座にある「海鮮ブッフェダイニング 銀座八芳」。カニやウニなど高級海鮮をはじめ150種類を超えるメニューが食べ放題とあって連日にぎわいを見せている。
【写真で見る】中央のテーブルにはタラバガニやエビ、などがふんだんに盛られている。北京ダックや焼き肉、揚げ物からデザートまで150種類を超えるメニューがずらりと並ぶ光景は壮観の一言だ
同店を経営するFANG DREAM COMPANYの孫芳社長はもともと留学生として来日。2013年に29歳で銀座に中華料理店をオープンして以来、銀座エリアを中心に16店舗を経営している。コロナ禍でこのうち13店をオープンしたというが、怒涛の勢いを維持している秘訣は何なのか。
「2時間で1万2000円」でもお得感がある
新橋、汐留にも近い銀座8丁目にある「銀座八芳」。16時に訪れると店の前には行列があった。次々と店内に入ると、お目当てのブッフェテーブルに向かっていく。「わー、すごい!」「何食べる?」と驚きの声が上がり、中には写真を撮る人も。
それも無理はない。中央のテーブルにはタラバガニやエビ、刺身などがこれでもかとふんだんに盛られている。このほかにも、殻付きホタテ、蝦夷アワビなどの豪華な海鮮食材のほか、北京ダックなどの中華、和牛焼肉、江戸前寿司、比内地鶏ラーメン、牛すじカレー、さらにはデザートまで150種類を超えるメニューがずらっと並ぶ光景は壮観の一言だ。
【写真】カニやエビなど海鮮だけでなく、北京ダックや焼き肉、揚げ物からデザートまで約150種類のメニューが並ぶ圧巻の「ビュッフェコーナー」(20枚以上)
これらのメニューが食べ放題で、さらにビール、日本酒、焼酎、ワインなどの飲み放題がついて2時間で1万2000円。確かに値は張るが、「お得感を感じられる」ということをコンセプトに掲げている。
「欧米にはこういうブッフェ形式のレストランはたくさんあるのに、日本にはホテルにしかない。それを不思議に思っていて、いつか自分でやってみたかったんです」と孫社長は話す。
コロナ禍に契約し、オープンしたという店は400人を収容できるほどの大きさだが、「ほぼ毎日予約で満席です」(孫社長)。銀座という場所柄、店内には外国人客も多くみられる。在住外国人に加え、インバウンドの観光客も増えているそうで、現在、日本人と外国人客の割合は半々という。訪れた日も、外国人客が熱心に皿の上にマグロの刺身を盛っていた。
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