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勘違いが老化を加速「男のスキンケア」3つの鉄則 「皮脂」や「光対策」の正しい理解が健康を守る

東洋経済オンライン / 2024年6月29日 9時0分

スキンケアについて無頓着なのはもちろん、間違ったケアも老化につながる。真夏を迎える前に、ケアのポイントについて再確認したい(写真:Fast&Slow/PIXTA)

女性の化粧品市場は成熟しきったと言われて久しいが、一方で規模はまだ小さいものの、右肩上がりで成長しているのが、男性の化粧品市場だ。

【画像】男性美容研究家が教える、初心者も使いやすい男性用スキンケアアイテムとは?

男性化粧品といえば整髪料が主流だったが、戦後は資生堂の「MG5」やマンダムの「マンダムシリーズ」など、時代を反映する男性用総合ブランドが続々と登場。2003年には百貨店で展開する資生堂の高級コスメ「SHISEIDO MEN」が欧州でローンチされ、翌年、日本に上陸した。

この頃から大手外資系ブランドもメンズのスキンケアに力を入れ始め、現在はまさに百花繚乱の状態。スキンケアからメイクまで幅広くアイテムがそろっている。

「スキンケア」は、なぜ男性も必要なのか?

とくにスキンケアアイテムは、今や若い男性たちが日常使いするものとなっており、メイクをする男性もいる。中高年層も男性のスキンケアアイテムの購入が増えているという調査はあるものの、人によってかなり意識の差があるのが現状だ。

まだ「自分には関係がないもの」と認識している男性は一定数いる。しかし、スキンケアは、実は年齢性別を問わず必須と言ってよい。とくに肌へのダメージが大きい真夏を迎えようとしている今はなおさらだ。

「基礎化粧」という言葉があるように、これまでスキンケアは「メイク前の準備段階」として捉えられてきたが、そもそも人体において皮膚は腸に次ぐ、表面積を持つ第2の免疫器官だ。バリア機能を有し、外部から有害なウイルスや細菌の侵入を阻み、体内の大切な水分を逃さない役割がある。

つまり、肌の手入れは、「健康を維持するためのメンテナンス」であると言える。

では、いったい何をすればよいのか。スキンケアの基本は、3つ。「洗う」「保湿する」「守る」――これに限る。

まず「洗う」だが、多くの男性は洗い方が乱暴だ。洗顔料に少量の水を混ぜ、手のひらでゴシゴシこすって、洗えたと勘違いしている。鼻や頬骨は隆起していて、小鼻の脇は皮脂分泌が活発なので汚れがたまりやすい。そんな状態なのに、手のひらの「面」でこすっても汚れは落ちない。

また、ガス台の油汚れにいきなり原液の洗剤をかけてこすっても汚れが広がるばかりで落ちないのと同様で、皮脂とホコリなどが混じった汚れは、最初にぬるま湯で1分ほど予洗いをして緩めたい。

その後、洗顔料はこんもりと盛れるほどにしっかりと泡立て、たっぷりの泡の表面張力を使って汚れを絡め取っていこう。つまり、手のひらの「面」で泡を潰してしまっては意味がなく、泡が隅々まで行き届くよう、指の腹の「点」を使ってくるくると円を描くようにして洗うのが大切だ。

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