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1年切った「大阪・関西万博」現地で感じた温度差 街中では賛否両論の声、産業界の受け止め方

東洋経済オンライン / 2024年6月30日 14時0分

週末のなんば広場に現れたミャクミャクは子どもたちに大人気だった(画像提供:チーム関西)

2025年4月13日から開催される「大阪・関西万博」まで1年を切った。

【写真で見る】万博の機運醸成のためのイベント『Warai Mirai Fes 2024 ~ Road to EXPO2025~』の風景

全国紙では費用や経済効果に対するネガティブな論調が目立つ。その一方で運営ボランティアには定員の2.7倍の応募があり、今年4月から募集が始まった会場内での案内や迷子の捜索などを担うスタッフも、すでに目標の2倍以上の応募が寄せられ「実は盛り上がっている」と報じる関西メディアもある。

関西産業界と一般市民の声

さまざまな意見が飛び交う中で、在阪大手企業・団体が集結した一般社団法人チーム関西は5月31日から6月2日にかけて、万博の機運醸成のためのイベント『Warai Mirai Fes 2024 ~ Road to EXPO2025~』を大阪の中心地・難波の各所で開催した。

万博を推進する関西産業界と、一般市民の受け止め方から、地元・大阪の中心地の「大阪・関西万博」に対する温度感を探った。

週末の多くの人々が賑わう、大阪の中心地・難波。過去2回開催された本イベントは万博記念公園や大阪城公園内各所で行われたが、1年前に迫った今年は、大阪・ミナミの玄関口「なんば広場」のほか、なんばグランド花月などが点在する、難波に会場を移した。

今回YES-THEATERで開催され、本イベントの目玉企画となったのが『地球温暖化ってなぁに?テレビで活躍するお天気キャスターと学ぼう!』だ。このイベントには、国連広報センター所長・根本かおる氏と、NHKほか在阪民放準キー局3社のお天気キャスターとして活躍する気象予報士たちが登壇した。

多くの小学生で埋め尽くされた会場では、お天気キャスターが学校の授業のような形式で、気候変動と地球温暖化の構造、いま行われている対策、このままなにもしない場合の100年後の気候について解説を行う。

「2025年は、国連が誕生して80年、日本の戦後80年という節目の年であり、万博がテーマに掲げるSDGsの2030年のゴールに向けて残り5年となる、いろいろなことが重なる重要な年です。

万博の参加国も国際機関も、SDGsのゴールという世界共通言語をベースにアクセルを踏み込んで展示内容を準備しているでしょう。

それは国の政策を動かすことにつながります。万博をきっかけに、それぞれの国の展示と政策が両輪になってまわりはじめ、2030年の目標達成への大きな推進力になっていく。そういった重要な位置づけとして捉えています」と根本かおる氏は語る。

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