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ホンダとスズキ、最新ツアラーモデルを徹底比較 CRF1100Lアフリカツイン対GSX-S1000GXは何が違うか

東洋経済オンライン / 2024年7月3日 10時0分

また、CRF1100Lアフリカツインでは、日常のライディングから本格なオフロード走行まで、さまざまな道に対応する6タイプのライディングモードも設定。荷物を満載した長距離ツーリングを想定した「TOUR(ツアー)モード」、幅広いシーンに対応する「URBAN(アーバン)モード」、フラットなダート道などに最適な「GRAVEL(グラベル)モード」、悪路で高い走破性を発揮する「OFF ROAD(オフロード)モード」を用意。さらにライダーの好みに応じた設定ができる「USER(ユーザー)モード」も、2タイプまで登録可能だ。

また、CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツESとGSX-S1000GXは、いずれもショーワ製の電子制御サスペンション「EERA(イーラ)」を搭載。さまざまな走行シーンに応じ、最適なサスペンション特性を実現する。しかも両モデルでは、選択した各ライディングモードに応じ、サスペンション設定も連動。パワー特性だけでなく、足まわりや乗り心地も、状況などに応じた設定を自動で行ってくれる。さらに、両モデルは、サスペンション特性のみを細かく調整できる機能もあり、より幅広いライダーのニーズに対応している点も特筆ものだ。

タイヤの比較

両モデルでは、装着するタイヤのサイズやタイプなどでも、それぞれの個性がわかる。まず、CRF1100LアフリカツインのアドベンチャースポーツESでは、タイヤサイズがフロント110/80R19、リア150/70R18で、CRF1100Lアフリカツイン<s>はフロント90/90-21、リア150/70R18だ。いずれも後輪に比べ、前輪のタイヤがより大径化されているが、これは、例えば、悪路にあるギャップなどを乗り越えやすくするためのもので、オフロード車などでは定番の設定だ。

また、フロント21インチを採用するCRF1100Lアフリカツイン<s>は、悪路での走破性が高いブロックパターンのタイヤを装着。21インチから19インチに変更され、よりオンロードでの快適性を追求したアドベンチャースポーツESのタイヤは、ロングライフでオンロードでのツーリングに最適なタイプを採用する。

一方、GSX-S1000GXのタイヤサイズは、フロント120/70ZR17、リア190/50ZR17。前後17インチのタイヤはスポーツバイクの定番で、タイプも溝が比較的少ないぶん、舗装路でのグリップ性能や旋回性の高いスポーツ系モデルを採用。こちらは、主にオンロードで軽快に走れるタイヤをセレクトしているといえる。

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