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「俺のも頼むよ」次々声がかかるビジネスの始め方 趣味で始めたCDベイビーが「事業」に変わるまで

東洋経済オンライン / 2024年7月4日 14時0分

そこで、非現実的なほど理想的なやり方をすれば、ビジネスが大きくなりすぎることはないだろうと考えた。ビジネスを大きくしたくはなかった。小さいままでいいと思っていた。

僕はミュージシャンの視点に立って「夢の流通契約」を考え、書き出してみた。そのユートピアのような完璧な世界では、流通業者は以下を叶えてくれる。

1 毎週、支払いをしてくれる。

2 自分のCDを買ってくれた顧客全員の氏名と住所を教えてくれる(それはミュージシャンのファンであって、流通業者のファンではない)。

3 CDが売れなくても、システムから追い出されない(5年に1枚しか売れなくても、売り続けてくれる)。

4 ウェブサイト上で有料の優先表示はしない(資金の余裕がない人に不公平だから)。

以上!

これが僕の使命になった。僕はそれをとても気に入った。これは意義のある趣味になるだろう。

僕はそれを「CDベイビー(CDBaby)」と名付け、友人たちのCDをこのウェブサイトを通じて売り始めた。

デレク・シヴァーズ:CDベイビー創業者、ミュージシャン

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