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小田急線の「西の要衝」足柄、知られざる駅の裏側 乗降人員最少だが、運行上の重要拠点がある

東洋経済オンライン / 2024年7月4日 7時0分

JR線と接続する新松田や、小田原から先の箱根登山線が近い一方、シカなどの野生動物に遭遇しやすい土地柄でもある。

小田急の「西の要」

足柄乗務所を束ねる三嶽秀明所長は、2019年の台風19号の影響で渋沢―新松田間で河川の護岸が流出して不通になった当時について「足柄があることで新松田から小田原の間では折り返し運転により少しでも電車を動かすことができた」と振り返る。

三嶽所長は秦野出身で1985年に入社。車掌・助役として経験を積んだ。足柄では「父親が専売公社に勤めていたので、いまでも休み時間の気分転換に専用線跡の遊歩道を歩いてなつかしんでいる」と話す。

海老名での勤務が長かった山口和宏副所長は、足柄を「小田急の西の要」と位置付ける。足柄乗務所には約200人が所属。ほかの乗務所に比較すると小所帯のため乗務員同士の距離が近く「運転士・車掌の枠を越えた絆は負けませんよ」と胸を張る。

足柄は乗降数も乗務所の規模もコンパクトだが、小田急にとって欠かせない重要拠点であることは間違いない。

橋村 季真:東洋経済 記者

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