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相談できない人が陥る「行き詰まり」パターン5つ 人を頼らずに結果を出そうとしていませんか?

東洋経済オンライン / 2024年7月6日 19時0分

気軽に相談ができれば、問題にぶつかって立ち止まってしまったときも、するっと抜け出すことができます(写真:jessie/PIXTA)

仕事がうまくまわらなくなったとき、責任感が強い人ほど、ひとりで抱え込み、相談を後回しにしがちです。でも本来、相談とは最終手段ではなく、最初の一歩。

もっと気軽に相談ができれば、問題にぶつかって立ち止まってしまったときも、するっと抜け出すことができます。

新著『仕事で悩まない人の相談力』では、誰も教えてくれなかった、具体的で、かんたんな相談の方法が紹介されています。

同書より一部を抜粋し、3回にわたってお届けします。

あらゆる悩みは「相談力」で解決できる

あなたは今、どんな悩みを抱えていますか?

仕事が思うように進まない、成長できている実感がない、認めてもらえない、やりたい仕事ができていない……。その悩みはひとつではないかもしれませんね。

でも、もしかするとその悩みは、「相談」だけで解決するかもしれません。

実は私も、相談できない人でした。

出版社の新入社員だったころのことです。雑誌の編集部で少しずつページを担当させてもらうようになっていたある日、取材した店の地図を作ることになりました。地図を作るのは初めてで、何をどうすればいいのかまったくわかりません。しかし、当時の私は失敗をしては編集長に怒られる、の繰り返しで、編集部で役に立てていないと感じていたので、誰かに聞く勇気ももてませんでした。だからこそひとりでなんとかしようと思いましたが、どうしたらいいかわかりません。

私は、机の前でじっと固まったまま、動けなくなりました。

そんな私を助けてくれたのは、ある先輩でした。固まり続ける私を見るに見かねたのでしょう、「船ちゃん、何やってんの?」と声をかけてくれたのです。

地図の作り方がわからないと話したら、先輩は大笑いしながら「そんなことで悩んでたの?こうすればいいんだよ」と、やり方を教えてくれました。教わってみたら、そんなに難しいことではありませんでした。

先輩は続けて「わからないことがあったら遠慮なく聞いていいんだよ」と言ってくれました。その優しい言葉に、とても安心したことを覚えています。

大した仕事もしていない自分が、忙しい先輩の手を煩わせることなんかできない。かたくなにそう思っていた私ですが、この出来事で考え方が変わりました。

助けてくれる人はまわりにたくさんいる。

困ったときにちょっと相談することで、ものごとは動き出す。人に話すだけで、驚くほど気持ちがラクになる。そんなふうに思えるようになったのです。

ひとりで頑張ってしまう理由

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