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相談できない人が陥る「行き詰まり」パターン5つ 人を頼らずに結果を出そうとしていませんか?

東洋経済オンライン / 2024年7月6日 19時0分

今はAIにも気軽に質問や相談ができますが、回答が正確とは限りません。

また、そもそも調べる方向性を間違えていることもあります。だとしたら、一生懸命調べた時間がムダになってしまいますね。

まず自分で調べることはとても大事ですが、なんでもすべて自分で調べようとすると、かえって混乱してしまう可能性があるのです。

③ 上司の話に「はい」と元気に返事をする

上司の話をよく聞くことは大切です。あなたも入社以来、上司の指示や教えを一生懸命聞き続けてきたことでしょう。でも、その姿勢がかえってよくない事態を招くこともあります。

「はい」と元気に返事をするのは、とても素直な態度ですが、上司の意図や思いをきちんと理解できていない可能性があります。

もし、「ちゃんと聞いているのか?」と言われた経験がある人は、言葉になっていない上司の思いを受け取れていないのかもしれません。言葉の表面上の意味だけを受け取って作業をし、後になって「そんなこと言っていないよ」と言われ、誤解していたことに気づいた。そんな経験をした人も多いでしょう。

ただ「はい」と返事をするだけではなく、上司の言葉を繰り返したり、「今の話は〇〇ということですね」と要約したりすると、相手が伝えようとしていることをしっかり理解することができます。

④ 忙しい上司や先輩の邪魔をしないようにしている

「相談したいけど、上司や先輩がいつも忙しそうで、いつ声をかけたらいいかわからない」という人によく出会います。相談をすると時間を使わせてしまうから申し訳ない、迷惑をかけたくないと言うのです。そんなふうに、忙しい上司や先輩の邪魔をしないよう気を遣うことはありませんか?

人に気を遣うのは、とても素晴らしい心がけです。でも、そのことと、わからないことがあるのに邪魔したくないからと我慢するのとは別。聞きたいことも聞けず、ひとりで頑張ろうとすると、悩みから抜け出せなくなります。効率も落ちて、なかなか成果を出せなくなり、最終的に周囲に迷惑をかけてしまうことになりかねません。

仕事は、基本的にチームで行うもの。それぞれが持ち味を出しあって、総合力で目標を達成していくものです。ですから何かにつまずいたときには、ほかの人の力も借りて前に進むことが必要です。自分ひとりで判断すると、間違った方向に進んでしまうかもしれません。

⑤ 会社で感情は出さないようにしている

会社は仕事をするところ。イライラしても、悲しくなっても、感情を出してはいけない。そんなふうに、ぐっと気持ちをこらえていませんか?

ときには感情を出すことも大切

イライラを前面に出して怒る上司を見て、「みっともない。大人げない」と感じ、自分は感情的にはならないようにしようと、反面教師にした人もいるでしょう。たしかに仕事の場面で、感情的になって怒鳴ったり泣きわめいたりするのは、あまりいいことではありませんね。

でも、ときには感情を出すことも大切なのです。

例えば失敗して激しく落ち込んでいるとき、誰かに励ましてもらえたら、立ち直ることができますよね。さらに、当人だけでなくその様子を見ていたチームのみんなは、

「ここは安心できる場所だ」と確認できます。結束力が高まるのです。

このように感情は、自分の身を守り、周囲との関係づくりに大きな役割を果たしてくれます。常にネガティブ感情を出し続けるのはよくありませんが、本当に困ったとき、不安なときなどは、気持ちを表現してもいいのです。

船見 敏子:公認心理師、産業カウンセラー、1級キャリアコンサルティング技能士

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