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「ぐっすり眠れない人」今すぐ摂るべき5つの食材 「眠りを誘うホルモン」が睡眠の質を高める

東洋経済オンライン / 2024年7月6日 21時0分

睡眠の質を高めるのに効果的な「栄養素」と「食材」について解説します(写真:amadank/PIXTA)

この季節になると、「暑くて寝苦しい」「朝早いうちに目が覚めてしまう」など、さまざまな睡眠のトラブルに悩む人も多いのではないでしょうか。どんなに寝室の環境を整えても、そもそもの栄養素が足りていないと、こうした悩みは解消できないこともあると、2万人以上の睡眠の悩みを解決してきた睡眠専門医、白濱龍太郎氏はいいます。

白濱氏が提唱する「ぐっすり眠る」ために必要な食材とは。

※本稿は、白濱氏の著書『朝までぐっすり眠れる 深睡眠スープ』から、一部を抜粋・再編集してお届けします。

「ぐっすり」眠るために必要な睡眠の「質」

みなさんは、毎晩「ぐっすり」眠れていますか?

【写真で解説】「ぐっすりスープの素」の作り方

必要な睡眠時間はいちおう保てていると感じている人も、「ぐっすり」かと聞かれると、答えに詰まってしまうのではないでしょうか。

じつは、日本人の睡眠時間は世界で最下位といわれています。

ただでさえ真面目で勤勉な国民性といわれているところに、スマホやタブレットから洪水のように流れてくる情報を受け止めることで、日本人の睡眠時間はどんどん削られています。

ただし、睡眠においては「時間」も大切ですが、何よりその「質」がカギとなります。人は眠っている間、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という2種類の状態を繰り返していますが、ノンレム睡眠のなかでも「深睡眠(しんすいみん)」と呼ばれる状態をしっかりとれていることが、「ぐっすり眠る」ことにつながります。

とはいえ、「今日はぐっすり眠るぞ」と気合いを入れたところで、深睡眠がとれるかどうかはコントロールできません。それどころか、「ぐっすり眠らなければ」と思いすぎてしまうと、脳が覚醒して眠りが浅くなってしまう可能性もあります。

「トリプトファン」で睡眠ホルモンを働かせよう

では、どうすれば毎日「ぐっすり眠る」ことができるようになるのでしょうか。じつは、食生活を少し改善するだけで、睡眠の質は驚くほどよくなります。

「食べ物って睡眠に影響があるの?」と意外に思われるかもしれませんが、食べ物と睡眠には密接な関係性があります。なぜなら、ぐっすり眠るには「トリプトファン」の摂取が欠かせないからです。

そもそも睡眠の質を高めるには「眠りを誘うホルモン」ともいわれている「メラトニン」の分泌がカギとなりますが、このメラトニンの材料となる成分がトリプトファンです。

あまり聞いたことがないという人もいらっしゃるかもしれませんが、トリプトファンとは牛乳から発見されたアミノ酸で、体内では生成できず、食品からしか摂取できません。

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