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「数に強い人」「弱い人」を一瞬で見抜く算数クイズ 面倒くさい計算は「発想の転換」でスキップする

東洋経済オンライン / 2024年7月6日 11時0分

「数に強い人」は、1つの数字をさまざまな角度から見る「発想の転換」をすることができる、といいます(写真:takeuchi masato/PIXTA)

「算数から勉強をやり直して、どうにか東大に入れた今になって感じるのは、『こんなに世界が違って見えるようになる勉強はほかにない』ということです」

そう語るのが、2浪、偏差値35から奇跡の東大合格を果たした西岡壱誠氏。東大受験を決めたとき「小学校の算数」からやり直したという西岡氏は、こう語ります。

「算数の考え方は、『思考の武器』として、その後の人生でも使えるものです。算数や数学の問題で使えるだけでなく、あらゆる勉強に、仕事に、人生に、大きくつながるものなのです」

そんな「思考の武器」を解説した43万部突破シリーズの最新刊、『「数字のセンス」と「地頭力」がいっきに身につく 東大算数』が刊行されました。

ここでは、「数に強い人」なら簡単に解けるけれど、そうでない人にとっては解くのにたいへんな手間がかかる「算数クイズ」を出題してもらいます。

「数に強いタイプ」なら一瞬で解ける問題

みなさんは、数に強いタイプですか? それとも、数に弱いタイプですか? 

【書籍】「1/3で割る」の意味、わかりますか? 小学校の算数がわかれば、数字にあふれたこの世界がまったく違って見えてきます。

今回はみなさんに、「算数ができる人だと一瞬で解けるけれど、できない人だとものすごく時間がかかってしまう問題」を出したいと思います。

今回出す問題は、コツコツと計算していけば、誰にでも解けるような簡単な問題です。

でも、「数に強いタイプ」の人なら、コツコツ計算するかわりに、ちょっとした発想の転換をすることで、一瞬で答えにたどり着くことができます。

では、その「発想の転換」とはどんなことなのでしょうか? そして数に強いタイプの人にはどういう特徴があるのでしょうか?

それをご説明するために、まずこちらの問題をご覧ください。

1+1/5+3/100+1/250+1/2000+3/50000=?

みなさんはこの問題の答えがわかるでしょうか?

おそらく、そのまま計算しようとすると、とても時間がかかってしまうと思います。通分しようとすると、50000に分母を合わせなければならないので、計算がとても大変です。

しかしそんなことをしなくても、この問題は一瞬で答えがわかってしまいます。

数に強いタイプの人は、この分数を小数に直して考えます。

1/5は、2/10なので、0.2です。

3/100は、0.03ですね。

1/250は、4/1000なので、0.004です。

1/2000は、5/10000なので、0.0005です。

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