医師が考案「脳梗塞の時限爆弾」を解除するスープ 中性脂肪と悪玉コレステロールをためこまない
東洋経済オンライン / 2024年7月7日 18時0分
内臓脂肪や中性脂肪、コレステロールが気になる。そうは思うものの、そのままなんとなく放置したり、健康法を試して挫折したりしてしまった人は多いのではないでしょうか。
しかし、医師の五藤良将氏はこれらの原因となる「あぶら」を「悪魔のあぶら」と呼び、「放置をしていると、ある日突然、『脳梗塞』『心筋梗塞』などといった形で襲いかかってくる可能性がある」と警鐘を鳴らします。なぜ「悪魔のあぶら」がこれらの病気を引き起こしてしまうのか? リスクを下げる簡単に続けられる食事方法とは?
※本稿は、五藤氏の著書『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』より、本文を一部引用・再編集してお届けします。
深刻な事態を引き起こす「悪魔のあぶら」とは
「体脂肪がなかなか減らない」
「体重を落とせといわれているがなかなか落ちない」
「甘いものが大好き」
「肉やごはん、麺類が大好き」
そんな方の血液と体には、「悪魔のあぶらコンビ」が潜んでいます。「悪魔のあぶらコンビ?」「なんのことだろう?」と思われるかもしれませんね。
彼らの名前は……「中性脂肪」「悪玉コレステロール」。聞き覚えのある名前ではないでしょうか。この悪魔のあぶらたちがなぜ厄介かというと、「時限爆弾」型のあぶらだからです。
このコンビは全身を駆け巡り、体にさまざまな悪さをします。
悪玉コレステロールは、血液のなかに潜り込み、血管の壁にあぶらでできた時限爆弾を仕掛けていきます。時限爆弾は血管の壁に張り付いて血液の通り道をふさぎます。
中性脂肪は内臓周りや皮膚の下に潜り込みます。その結果、あなたのおなかの中に、「内臓脂肪」「皮下脂肪」といった時限爆弾を抱え込むことになります。時限爆弾という名の通り、いますぐ爆発する! ということではありません。
しかし、放置するとこの時限爆弾は、風船のようにどんどん膨らんでいきます。そして……時限爆弾は大爆発!命に関わるような病気を引き起こします。
健康診断では中性脂肪値は150(㎎/dL)を超えると、悪玉(LDL)コレステロール値は120(㎎/dL)を超えると「要注意」と指摘され、生活習慣を見直すように指導されます。それは、時限爆弾を除去し、爆発するリスクを減らすためなのです。
脳梗塞を発症すると生活が一変してしまう
これらの数値が気になる方は、世の中には中性脂肪値やコレステロール値を改善する方法があふれているため、試したことがあるでしょう。でも、なかなか続かない。
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