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「せっかち」な性格をチーム仕事に活かすには? チームに対して「安心感を与えられる人」になる

東洋経済オンライン / 2024年7月8日 12時0分

たくさんの情報で溢れ、新しい技術やトレンドが毎日のように流れていく中での「学習」は欠かせませんが、当然一人ひとりの職能や取り組み方によって習得に差がでます。

全員で足並みをそろえないと業界の流れに乗り遅れるような場合は、どうしてもやきもきして悩みのタネになります。

であれば、足りないところを仲間の力を借りて補い合い、みんなで能力を高めていける仕組みづくりをするのも手です。

私の会社では、毎朝各メンバーの進捗状況を確認するミーティングを行っていて、その後「一日一力」という、1人1ネタを持ち寄って共有する時間を設けています。メンバーが10人程度の場合、時間にすると10〜15分程度です。

やり方は、各メンバーがそれぞれ興味があるWebサイトや情報源などのネタを、社内の情報共有用ブログに投稿してからミーティングに臨む、たったそれだけです。

仕事柄、毎日ネットに触れて情報をキャッチしているので、ネタが尽きるということはまずありません。気になった記事、あるいはX やInstagramなどSNSの投稿のリンクを貼るだけなので、投稿にかける時間はわずかです(事前に投稿しておいて、共有の時間に口頭で説明してもらう)。

朝の数分で毎日人数分のネタを享受できるという、1人当たりの労力からするとかなり省エネ&ハイパワーな仕組みと言えます。

いろいろな職種の人が集まっているので、投稿内容もバリエーション豊か。なかにはまったく理解できないような技術ネタなど、ちんぷんかんぷんなのもあります。

しかし、それはそれで新鮮な刺激ですし、自分にはわからないというちょっとした焦りと知的好奇心を刺激されて、とてもいいことだと思っています。

情報の中には、「普段使っているアプリにこんなプラグインを追加するとスピード化が図れる」とか、「同業他社ではWeb制作のワークフローにこんなガイドを使って効率化を実現している」といった、「時短ハック」も多く含まれます。

せっかちな人は仕事を早く進める技を豊富に持っています。

せっかちノウハウを共有財産にして、チームでその時短ハックを実行すれば、それだけチーム全体の効率化が進みます。

できないことはきっぱり諦める 

せっかちな人は、素早い行動力によって「できる」を自覚するのと同時に、「できない」ことを認識するのも早いです。

仕事において、自分の限界や弱点を早く見極め、できないことはさっさと手放して、できることに切り替える割り切りのよさは強みになります。

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