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「せっかち」な性格をチーム仕事に活かすには? チームに対して「安心感を与えられる人」になる

東洋経済オンライン / 2024年7月8日 12時0分

「諦める」ことができれば、たとえばほかの人に頼ることで空いた時間をほかの作業に使うことができたり、別のスキルを学ぶ時間に充てることができます。

できないことを認めたうえで、なぜできないのかという問題点を特定するほうに気持ちを切り替えれば、修正スピードも速くなるでしょう。

クリエイティブな世界では、とくに属人性に頼る場面が多いです。

私はもともとWeb 制作における営業〜企画〜デザイン〜プログラミング〜保守等すべての工程を一人で行うことが多かったのですが、技術の進歩、業界の成熟とともにいくつかの職能で「自分では無理」と思うことが出てきました。

それ以降、自分一人でなんとかすることよりも、チーム作りを強化するようになりました。

チームのメンバーに、自分にない技術・専門知識を持った人材を入れることで、チーム全体の成果を最大化させることができます。以前は自分一人でこなしていた仕事も、今ではディレクター、ライター、デザイナー、エンジニアと、分業で仕事に取り組んでいます。

「できない」を早めに受け入れることが大事だなと思った、大きなシフトチェンジでした。

一人でこなせる仕事・キャパシティには限界があります。

年齢とともにパフォーマンスは落ちるもの。自分でやることにこだわりすぎていると、いつまでたってもその業務から抜け出せないという弊害もあります。

長期的に見たら、「自分でやったほうが早い」「教える時間がもったいない」という考えは自分の成長を止めてしまいます。

たしかに教えるのはすごく時間がかかり、面倒なことですが、部下・後輩が成長してできる人が増えたら、チームとしてのキャパもパフォーマンスも何倍にも膨らみます。リーダー・先輩としての自分自身も評価されるのです。

これは人や時間だけではなく、ノウハウについても同様です。

自分で学ぶことも大事ですが、お金を出してセミナーに参加してノウハウを買ったり、専門家へ依頼したりすることで、目的達成までのスピードが加速します。

「自分でやる」以外の方法を選ぶことが「最短ルート」になることもあるので、頼る、教える、お金を出すといった手段があることも、忘れないようにしたいものです。

自分のことは後回しにしてみる 

「自分のことは後回し」だなんて、他人のペースに合わせるのが苦手なせっかちさんにとってかなりの自己犠牲で、矛盾していて、勇気のいる行動だと思います。

でも、これも仕事の進捗を重視するための戦略です。

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