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「間違いだらけのダイエット」見分ける3つの視点 情報に振り回されると不幸な結果につながる

東洋経済オンライン / 2024年7月9日 18時0分

自分に合ったダイエット方法の見極めが大切だという(写真:node/PIXTA)

色んなダイエット方法を試したけど、どれも全然効果が出ない……。そんな悩みを抱えている人も多いと思いますが、それはきっと「自分に合った方法」を選んでいないからかもしれません。フィットネス先進国であるニュージーランドの公認パーソナルトレーナー資格を持つmikiko氏によれば、ネット上に溢れる情報の中から、本当に自分に合ったダイエット方法を見極めることが重要だといいます。

さまざまなダイエット方法における注意点と、正しい選び方についてmikiko氏が解説します。

※本稿は、mikiko氏の著書『ニュージーランド式 24時間やせる身体をつくる ベストセルフダイエット』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

情報がないのではなく、多すぎて見つけられない

スマホ1台でネット検索するだけで、何億というくらい膨大なダイエット情報が見つかる現代社会では、情報がないことよりも、正しい情報にありつけないことのほうが問題です。

たくさんある情報の中から「メリットよりデメリットのほうが大きい情報」をふるいわけして、「本当に自分のためになる情報」に辿り着くのには、小手先のテクニックだけでなく、なぜそれが大事なのかなど、その背景にあることを理解するのが必須なため、自分の目を鍛える必要があります。

そこで本稿では、いかにもそれっぽいキーワードが並ぶ情報社会で「自分が本当に必要としている情報」に辿り着けるように、気をつけなければいけない落とし穴を紹介していきます。

医師や栄養士が勧める「間違いダイエット」に要注意

ダイエット商品・サービス・情報には、よく「医師推奨」「栄養士監修」という言葉が使われます。信憑性を高めるために使われる言葉ですが、この言葉を信頼しすぎてはいけません。

その代表的なものが「ファスティング」「糖質制限」「ケトジェニック」「チートデイ」。実はリスクが高いものもたくさんあるのですが、注意点やデメリットの説明が十分にないまま紹介されがちなため、多くの誤解を招いています。

例えば、16時間ファスティングは「16時間は断食をして、残りの8時間は細かい食事のルールは気にせず食べる」という方法ですが、「8時間は何を食べてもいい」「好きなだけ食べていい」という誤った解釈で広まっています。

そのため、制限のかかった16時間が終わった途端、「好きなものを食べていいんだ!」とタガが外れて、コントロールが利かないほど暴食をしてしまう、摂食障害(Eating Disorder)、もしくはその一歩手前の段階(Disordered Eating)の副作用が問題になっているのです。

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