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結果は「伝え方」で決まる、それには"型"がある 異性へ好意を伝える場合にも使える複数の"型"

東洋経済オンライン / 2024年7月15日 18時0分

「いままでの恋愛が恋愛ごっこだったと思えるくらい、君のことが好きなんだ」
(=「本気度」を最大にする対極の前フリ)

「集めてきた宝物をぜんぶ失ってもいいくらい、君のことが好きなんだ」
(=「自分にとって大切な存在」を最大にする対極の前フリ)

自分が抱いている感情に合わせて、いろんな表現ができると思います。

█【「ずらし」の型】

この型は、似たようなフレーズを並べて、その微差の部分に伝えたいことを込めるテクニックです。たとえば、

「君のことが好き。笑ってるときの君は、もっと好き」

という表現ができたりします。君のことが好き、とだけ伝えるよりもそこにリアリティが生まれていますよね。

違う方向に意識を向けることで、印象深く伝える

█【「はずし」の型】

あえて意外性のある伝え方をすることで印象深く伝える方法です。

「僕の好みのタイプって、けっこう強気で物怖じしない系の人なんだよね。君とは違うタイプ。いつもはそういう人を好きになるんだけど……でも、なぜか君を好きになっちゃった」

あえて違う方向に意識を向けて、本来伝えたいことを意外性をもってぶっ込むイメージです。

█【「ネーミング」の型】

好き、という感情を伝えるために、無理やり何かにネーミングする方法もあります。

「どうも。僕は、ただの友達だと思っていたあなたへの恋心に気づいてしまった男です」

この型や【「パロディ」の型】【「擬人化」の型】などは、少しユーモアを感じる伝え方になるので、照れ隠しのような印象になりそうですね。

「伝え型」を使うこと自体が目的ではない

とにかく型に当てはめるだけで、いろんな印象をつくることができました。当然、どの伝え方が正解かは、Iさんと彼女の関係や状況によります。そのシーンにふさわしい最適解を選ぶために、選択肢を幅広く思いつけるようにふだんからこういう型があることを意識して吸収することが大事です。

という感じで、ここまでいろんな「伝え型」によるアプローチを考えましたが、実は、今回の実践編には別の狙いがあります。それは「好意を寄せている相手への伝え方」というテーマ選びにあります。

人が人に「好き」だと告白する。その言葉には、その人が感じている真実の気持ちが込められているべきであり、そうでないと、相手の心を動かすような力は宿らないと思います。

先述したそれぞれの「伝え型」は、文字通り型にはめただけの言葉であり、このケースの場合、それは「答え」ではなく「ヒント」だと考えるべきでしょう。「伝え型」を使うこと自体が目的になってはいけません。手段に溺れず、本当に大切なことを見失わないようにしましょう。

ケース: 打ち解けるのが難しいクライアントJさんとの接待を任されたKさん

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