「5万円から1億円作る」銘柄選びの"地道な王道" 「インフレ時」こそ、株式投資を始める絶好機
東洋経済オンライン / 2024年7月15日 17時0分
「株式投資は『運』に頼るものではなく、『法則性』で勝ち抜くもの。そう語るのは、35年以上に及ぶ豊富な投資歴を持ち、投資関連の著書累計が140万部を超える安恒理氏。株式投資で「5万円から1億円を作る」こともじゅうぶん可能という同氏ならではの「銘柄選び」の方法とは。
※本稿は、安恒氏の著書『5万円からはじめる! 1億円を作る株式投資』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
投資する「目的」と「目標」を持つ
お亡くなりになったある株式評論家の方から、いろいろな話を伺いました。その中に以下の話があります。
著名な先生だから、「何か儲けられる銘柄はありませんか」と質問されることがよくあったそうです。先生はそのたびにこう返されていました。
「私はあなたのことをよく知りません。どれくらいの資産があって、どれくらいの余裕資金があるのか。どういった生活スタイルでどういった価値観をお持ちなのかもわかりません。そういった方にどういう銘柄をお薦めしたらいいか、私にはわかりません」
もっともな話です。
投資で資産を増やすにも、目的と目標が欲しいところです。ただ、お金を積み上げたいというのであれば、それは守銭奴かもしれません。
いや、私はこれを否定するつもりはありません。お金を貯めることが自己実現の手段で、満足な人生を送ることができれば、それはそれでいいでしょう。
ただ、できればお金を無駄なく使い、楽しい人生を送るには、しっかりした目標、計画が欲しいところです。
本稿では1億円の目標額を念頭に置いて話を進めていきますが、それぞれご自身のライフスタイルに合わせて、2億円でも5000万円でも設定を変えていただければと思います。
「インフレ時」こそ、株式投資を始める好機
2024年、物価の上昇が続いています。本格的なインフレの時代が到来する予感もあります。一般的に、インフレの時代には株式投資は強いといわれています。インフレとなれば、多くの企業が業績を伸ばしがちだからです。
しかし、インフレになれば利上げが行なわれるのでは、という指摘もあるでしょう。利上げは株価にとってマイナスだからです。しかし、そのマイナスを埋め合わせてなお、株式投資は有利なのです。利上げが行なわれれば一時的に、株価にマイナスに働くこともあるでしょうが、株式市場はまた成長路線に戻るものです。
インフレのシグナルとして消費者物価指数がありますが、過去の消費者物価指数と日経平均のグラフを見てみると、驚くほど相似性があることに気がつくはずです(下の図参照)。
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