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ドラマ「西園寺さん」ヒットの予感しかない3理由 「逃げ恥」「家政夫ナギサさん」に続く良作となるか

東洋経済オンライン / 2024年7月16日 20時0分

ヒットが続く「TBS火曜22時」枠で、ハズレのない「家事もの」ジャンルの同作。ヒットの予感しかない?(画像:TBS『西園寺さんは家事をしない』公式サイトより)

ドラマでハズレのないジャンルといえば、医療もの、刑事もの、リーガルものがある。もうひとつ、これら以上に絶対的なジャンルがあった。「家事もの」である。家事は、してもしなくても、人間にとってなくてはならない。家事は普遍的なテーマなのである。

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だからこそ火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系、火曜22時〜)は、同枠の『私の家政夫ナギサさん』(2020年)、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)に次ぐヒット作になりそうな予感がする。(以下、敬称略)

ヒットになりうる3つの要素

『西園寺さん〜』に期待できる理由を3つあげるとこうだ。

1:家事もの

2:ヒットメーカーによる原作がある

3:新時代のキャスティング

1つひとつ解説しよう。

『〜家政夫ナギサさん』と『逃げ恥』では“家事代行サービス”が描かれ、『西園寺さん〜』はヒロインが“家事代行アプリ”の企画者だ。3作の共通点は“家事”というより“家事代行”。どうしたら家事の煩雑さから解き放たれながら、「清潔で安全」に生活することができるか、これは人類の永遠のテーマなのである。

『西園寺さん〜』の第1話放送前の時間帯、TBS は『マツコの知らない世界』で「家事代行サービスの世界」を特集していた。なんでも自分でやらなくても、家事の得意な人に任せればいい。

数時間1万円〜1万5000円くらいで料理や掃除をしてくれるのなら、その分、自分のやりたいことに時間を使えるという素敵な提案を放送。マツコもすっかりその気になっていたところで『西園寺さん〜』第1話がはじまり、じつにタイミングが良かった。編成の勝利。

『西園寺さん〜』の主人公・西園寺一妃(松本若菜)は38歳の独身。アプリ会社で、「カジレスキュー」という、家事のお助けアプリを企画し、それが500万ダウンロードと大ヒットしている。

仕事が順調な中、2階のルーフバルコニーからの見晴らしがいい、広めの一軒家を購入。“家事ゼロ生活”にふさわしいリノベーションを施し、保護犬リキとの生活をはじめたところ。

35年ローンで、現在“貯金残高オーメン(666円)”のギリギリではあるが、2階建ての1階は賃貸ができるようになっているので家賃収入を得ることが可能な夢の物件だった。ついでにいうと、彼女の友人(野呂佳代)は家事代行業をしている。

一妃の家の階下を借りることになるのは、彼女より9歳下の、見た目も中身も優秀なエンジニア・楠見俊直(松村北斗)。アメリカの大手テクノロジー企業・パイナップル(ネーミングが秀逸)から、一妃の会社に転職してきた。

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