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CoCo壱「わずか3年で3回目の値上げ」は吉と出るか 過去の値上げでは「客離れ」は見られないが…

東洋経済オンライン / 2024年7月16日 17時30分

相次ぐ値上げによって、CoCo壱番屋の客単価は2023年2月期に初めて1000円超えを果たし、1018円となった。

今回の価格改定で言えば、ビーフカレーがライス300gで794円だ。それにトッピングメニューを加えると、ほうれん草252円などで、1000円を超える。チーズ264円であっても超える。これは高いものを意図的に選んでいるわけではなく、もっと高いトッピングがある。

もっとも以前の価格表でも1000円を超える組み合わせはある。ただ、今回の価格改定では、高くないトッピングであっても、トッピングをすれば1000円を超える可能性が高い。それをどう消費者が見るか。

なおプレスリリース「価格改定に関するお知らせ」には「現時点において、価格改定に伴う業績予想の修正はございません」とある。ベーシックなカレーを提供する店としては、普通に食べて1000円を超えるのは、価格設定としては挑戦的のように思える。

ただし、これほど愚直にカレーの基礎を固めてきたチェーン店が価格改定を成功させるのであれば、実質賃金がマイナスの状況において、それを覆す一つの大きな象徴になるかもしれない。その意味でも、CoCo壱番屋の価格改定に注目したい。

坂口 孝則:未来調達研究所

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