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5年で「資産倍増」サラリーマンの投資の鉄則とは リスク分散には「2つの手段」のバランスが肝要

東洋経済オンライン / 2024年7月18日 14時0分

投資信託でコツコツ増やした資産を大きく増やすためには、投資信託以外で「ほったらかしながら長期保有」を実現できる「2つ目の手段」の選択が重要になります(写真:Nishihama/PIXTA)

5年で資産を倍増させたサラリーマン投資家、松田二朗さんには、いくつかの投資ルールがある。その1つが「値上がりが期待できる実物資産を買う」だ。

具体的には、何を買えばいいのだろうか。松田さんの著書『5年で資産を倍にする「ずぼら長期投資」』から一部抜粋して紹介する。

失敗から学んだ絶対ルール

私が行っている投資には、自分が経験した投資の失敗から学んだ絶対ルールがあります。

【サクッと確認】ほったらかし長期投資を実現する「2つの手段」はこれだ

その絶対ルールは「値動きが激しいものを買わず、ほったらかしにできるものを買う」です。

値動きが激しいものの一例として個別株(単一企業の株)があります。

クルマ好きであれば自動車メーカー、電車好きであれば鉄道会社といったように、個別株を買って企業の応援をしたい気持ちもあるかもしれませんが、投資した企業の株価が大幅に下がって損失を出したら、それ以降の投資が不可能になります。それは投資からの退場を意味しますので、そのような事態は何としても避けなければなりません。

大投資家であるウォーレン・バフェット氏とジョージ・ソロス氏の共通点を分析した書籍『バフェットとソロス 勝利の投資学』(マーク・ティアー著、ダイヤモンド社、2005年)によると、

バフェット氏は

「投資のルール①:決して金を失うな」

「投資のルール②:ルール①を絶対に忘れるな」

と言い、ソロス氏は「まず生き残れ。儲けるのはそれからだ」と言っています。

一方、投資の入門書として有名で、私にとってのバイブルでもある『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』(山崎元・水瀬ケンイチ著、朝日新書、2022年)には、「ほったらかしにできる」ことのよさが書かれています。

これは私自身が経験したことでもありますが、サラリーマンが個別株に投資をし、自分が投資している個別株の株価が大きく下がったことを勤務中に知ると、そのことが気になって仕事が手につかなくなりがちです。

サラリーマンをしながら投資をするのなら、やはり「ほったらかし」の要素は重要です。

勤務中気が気でないような投資手法は避けるべきで、精神的ゆとりを持ちながら投資すること─つまり、長期保有を前提とした投資(長期投資)─を最優先すべきです。

ほったらかし長期保有の手段2つ

手段① 長期的に見ると上昇傾向にある投資信託を買う

「ほったらかしながら長期保有」を実現する1つ目の手段が、投資信託です。

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