5年で「資産倍増」サラリーマンの投資の鉄則とは リスク分散には「2つの手段」のバランスが肝要
東洋経済オンライン / 2024年7月18日 14時0分
投資信託への投資は、NISA口座を活用すれば一定額まで税金が免除されるので、節税にもなります。すでに多くの方が活用し資産形成していると思いますが、私も活用し着実に資産形成しています。
私が毎月一定額を購入しているのは、『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』で主な投資先としてあげられている「全世界株式(オール・カントリー)」や、アメリカの時価総額が大きい主要500社に投資する「S&P500」といった投資信託です。
全世界株式もS&P500も、指標に入る企業の銘柄は定期的に入れ替えが検討され新陳代謝が行われていますので、時代時代に合わせた企業に自動的に投資していることになります。
全世界株式もS&P500も価格が上下することはあるのですが、長期的に見ると上昇傾向にありますので、ほったらかし投資に向いていると言えます。
NISA口座を活用し投資信託を購入する場合は、長期的に積立購入すると効果的に資産を増やせます。毎月一定額をコツコツと積立購入することで、購入単価を安く抑えられ、効果的に資産を増やすことが可能です。
手段② 将来的に値上がりが期待できる実物資産を買う
「ほったらかしながら長期保有」を実現できる選択肢は、投資信託だけではありません。
投資信託でコツコツ増やした資産を大きく増やすためには、投資信託以外で「ほったらかしながら長期保有」を実現できる「2つ目の手段」の選択が重要になります。
そして、その手段としてお伝えしたいのが、私が究極のほったらかし投資だと考えている「ずぼら長期投資」です。
将来的に値上がりが期待できる実物資産を購入し、長期間ほったらかしにしておける投資のことを、私は「ずぼら長期投資」と呼んでいます。
例えば、登記や管理といった手間がわずらわしく感じられる不動産投資には二の足を踏む、ずぼらな私でも実践可能な投資だからです。
分散投資でリスクヘッジ
私が「ずぼら長期投資」をするようになったのは、コツコツ増やした資産を大きく増やしたいという理由に加えて、長期積立で増やしたペーパーアセット(株や現金などの資産)を実物資産にも分散投資することで、リスクヘッジ(起こりうる危険を避けること)したいと考えたからです。
ですから、ずぼら長期投資に資産を移した後も、NISAを活用した投資信託への投資を継続しています。こうすることで、次のずぼら長期投資への投資資金を、「ほったらかし」ながらつくることが可能だからです。
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