「批判から入る?」自分の思考パターンの見極め方 私たちが無意識に持っている7つの思考パターン
東洋経済オンライン / 2024年7月19日 18時30分
私たちは、1日8万回以上思考していると言われています。そして、一度脳に問いかけると、脳はずっとその答えを探し続けているそうです。その場では思い出せなかったのに、あとになって急に答えを思い出したという経験をほぼ全員が持っているはずです。
「なぜ自分はダメなのだろう」と8万回考え、延々と答えを探す……。考えただけで落ち込んでしまいます。せっかく自動で答えを探してくれるシステムが脳にあるのです。「どうせダメだ」ではなく「どうすればできる?」と視点を変えてみることが、対策のコツです。
何事も他人事としてスルーしてしまう「無関心犬」
●「私には関係ないのでわかりません」:無関心犬
自分に関係することであっても、他人事としてスルーしてしまうのがこのタイプ。何事もめんどくさいと思いスルーしています。自分が乗っている船が沈もうとしているのに、逃げようともせずに眺めているようなイメージです。
生まれたときから無関心犬を飼っている人は、1人もいません。
子どもは少し大きくなると、自分で服を着替えたりするようになります。最初のうちはボタンがうまく留められなかったり、転んでしまったりして癇癪を起こすことがありますね。でも、「着替えができなくても別にいいし」なんて言っているのを、私たちは聞いたことがないはずです。最初は無関心犬を飼っていないのに、何かのきっかけで無関心犬を飼い始めてしまうのです。
無関心犬は、自分の心を守るための防御反応なのです。これを、「学習性無力感」と呼びます。
「無関心」を打破する方法
カマスは肉食の魚です。水槽にカマスを入れて、真ん中に透明なアクリル板を入れて仕切り、仕切りの向こうにカマスの餌である小魚を入れて泳がせます。するとカマスは餌が来たと思って小魚を食べようとしますが、アクリル板が邪魔をして小魚がいる向こう側には行くことができません。やがて食べることをあきらめてしまいます。
しばらくしてからアクリル板を外しても、カマスは一向に小魚を食べようとしないのです。これを私は「カマス理論」と呼んでいますが、これが、学習性無力感です。
実はこの状態を打破する方法があります。それは、無関心を学習していない個体を交ぜることです。何も知らないカマスを同じ水槽に入れておくと、前までアクリル板があったことを知らないので、どんどん泳いで小魚を食べていきます。その様子を見て、他のカマスもアクリル板がないことに気づくのです。
人も同じです。大きな無関心犬を飼っている人は、無関心犬を飼っていない人と意識して交ざってみることで、自分の中にいる無関心犬が変化していきます。
いかがでしょう。みなさんは何タイプに当てはまりましたか?
思考のクセを知り、自分に思考の偏りがあることを意識することで、客観的に判断する力を身につけましょう。
岡 佐紀子 :問題解決コンサルタント、デール・カーネギー・トレーナー
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