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円安影響を抑える「夏の海外旅行」お得ウラ技5選 歴史的円安の中で世界一周してわかったこと

東洋経済オンライン / 2024年7月20日 8時0分

(撮影:今井康一)

いよいよ梅雨が明け、夏休みシーズンが到来しました。本当は海外に行きたいけれど、物価高や円安が気になって二の足を踏んでいるという方、多いと思います。

【写真を見る】金券ショップで提示されていた為替レート。円をドルに替える際、当時の実際のレートよりお得だった

実際、旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー」の意識調査によると、日本人旅行者の85%がこの夏、国内旅行を計画していると回答したのに対し、海外旅行と回答したのはわずか5%(国内と海外の両方は10%)。圧倒的に国内を選ぶ人が多い傾向です。

今月4日に公表された旅行会社のJTBがまとめた旅行動向見通しでも、この夏、海外旅行へ出かける旅行者数は175万人とコロナ前の65%程度どまりです。一方、平均旅行費用(単価)は前年よりも3.5%上昇し、23万9000円となっています。

この状況下では、今年の夏休みの海外旅行は諦めたほうがよいのでしょうか?

海外旅行に関してよく寄せられる質問

もし、海外に行きたい気持ちがあるならば、円高になるまで為替を待っているのはあまり得策とは言えません。たとえば、お子さんがいて、成長するまでに一緒に海外に行きたいと思っていても、その機会は限られています。今すぐにでも、自助努力によってできることから始めたいところです。

お金の面で考えると、海外旅行を楽しむのに大切なのは「メリハリ」。無駄なコストは省き、抑えられるところはしっかり抑え、使うところにはしっかりお金をかけられるようにしたいですよね。

そこで、この歴史的円安が進むさなか、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、南米、北米大陸を2カ月かけて、飛行機を乗り継ぎ、世界一周旅行を果たした我が家の鉄則、節約術を含めて、海外旅行に関してよく寄せられるご質問にお答えしていきたいと思います。

Q1.円安の影響を最小限に抑えて海外旅行をする方法を教えてください。

①為替が円高に進んだ国もある

まだ旅先が決まっていない場合、円安の影響を受けにくい国を選ぶのも一つです。我が家が今年4月に訪問した、ベトナムやタイなどは比較的、物価も日本とあまり変わらず、為替の影響も気になりませんでした。

中には為替が有利な国もあります。例えば、エジプトは、2年前の為替レートと比べると約半分の値段で買い物が楽しめます。1エジプトポンド=約3.3円(7月17日現在)ですから、むしろ食事やお土産物選びも、お店を選べば十分お得感がありました。

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