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奈良公園の「シカの糞」観察続けた60歳彼の半生 糞虫に魅せられ45年、退職金で博物館を設立

東洋経済オンライン / 2024年7月21日 12時30分

そんな糞虫活動は、仕事ではなくプライベートと認識しているそうだ。プライベートだからこそできることも多いと、中村さんは語ってくれた。

「私はね、元々は仕事とプライベートをすごく分けちゃうタイプだったんですね。会社員時代は、会社の看板を背負った中村課長が話してるみたいな、そういうバリアが自分にありまして。でも、糞虫に関しては素の自分で話せるんですよね。 多分糞虫館を作ってなかったらこんな機会なかったと思います」

中村さんは糞虫館以外にも、奈良公園での糞虫の観察会、出張授業や講演などを通して、日々糞虫の魅力を伝える活動を続けている。

糞虫に魅せられ45年。「糞虫が大好きで、多くの人に糞虫の魅力を知ってもらいたい」という中村さんの底知れぬ思いは、これからも多くの来館者の心を揺さぶることだろう。

【その他の画像も】糞虫に魅せられ45年、退職金で博物館まで作った中村さん。昆虫大好き少年の半生とは? 博物館の気になる中身も公開!

参考文献:中村圭一『たくましくて美しい糞虫図鑑』、創元社

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丹治 俊樹:日本再発掘ブロガー・ライター

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