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育児の「ワンオペ」解消は「予定共有」の一歩から 「ファミリーカレンダー」で家族の時間を見直す

東洋経済オンライン / 2024年7月22日 14時0分

少なくともこの年齢までは、誰かが子どもを見守っていなくてはなりません。そしてこの子どもを見守る時間は、「仕事に使える時間」にはなりません。

そこで、子育て家庭では保育園を利用したり、シッターさんに預けたり、祖父母に見守ってもらったりしながら時間を確保しています。つまり、誰かの時間と引き換えにしないと、自分の時間が得られない状態になるのです。

夜、ちょっと飲んでから家に帰る。休日にジムに行く。朝はギリギリまで寝て自分の身支度をしたらすぐに家を出る。そんな当たり前の自由の裏には、その時間に子どもを見てくれている誰かの協力があるのです。

お互いの時間をどう使うか可視化する

これを踏まえて考えてみると、パパの残業や休日のジム通い、たまの飲み会にママがイライラする理由がよくわかるはず。これが、子どもができると、時間が夫婦の共有財産になるということです。

1日24時間という時間を共通の財産だと捉えて考えると、一方が1時間自由に使うと、もう一方は1時間子どもの面倒を見なくてはならなくなります。つまり相手にあったはずの自由な時間という財産を、使えなくなってしまうのです。

保育園に子どもを預けることは、文字通り時間を買っているわけです。保育園が子どもを預かってくれるから、仕事をするための時間を得ることができます。

そんな夫婦の共有財産である大切な時間を、好き勝手に使い倒されたらそりゃあ誰だってイライラします。共有財産であるからこそ、お互いが尊重しあって使う必要があります。

スケジュールを共有するとは、この時間に対する認識を前提に、お互いの時間をどう使うか可視化する予算表のようなものです。

ちなみに、Google Women Willの「LIFEとテクノロジー調査2016」によればスケジュールを夫婦で共有するだけで、女性は家事育児分担のストレスが軽減し、男性は家事育児時間が伸びるとのこと。

スケジュールを共有するだけで家事育児シェアにつながるのだから、もはややらない理由がありません。

では、どのようなことを、どのように共有すればいいのでしょうか。その方法をご提案します。

ファミリーカレンダーでスケジュールを共有

家族でスケジュール共有できるアプリは色々とあります。自分たちが使いやすいものを使えばいいのですが、本記事ではGoogleカレンダーを例にポイントをお伝えしていきます。考え方さえご理解いただけたら、他のアプリでもアレンジできるはずです。

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