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育児の「ワンオペ」解消は「予定共有」の一歩から 「ファミリーカレンダー」で家族の時間を見直す

東洋経済オンライン / 2024年7月22日 14時0分

ファミリーカレンダーをつくり、そこに家族のスケジュールを入れ、共有する。それは、家族との予定を大切なアポイントメントとして扱うということです。

仕事関連の予定が就業後に入りそうなとき、家族の予定を確認して調整するのか、そんなことは関係なく予定を入れるのか。その小さな違いが家庭を心地よく運営できるかどうかを分けるのです。

僕自身、娘が保育園に入ったのを機に、お迎えの時間である夕方18時以降に保育園へ行けるように働き方を変えてきました。それまでは20時、21時まで働くのは当たり前で、23時頃からまた仕事を再開するような働き方をしていたのです。

でも、18時のお迎えを、「絶対に外せないアポイント」としてカレンダーに入れ、それを死守するようにしました。

最初の頃はちっとも上手く行かず、18時にお迎えに行ってもその後家で仕事をしたり、全然終わらないとイライラしたり、夜仕事しようと思っても夜泣きのせいでちっともできなかったり。妻に協力してもらいながらも、こんな働き方は続けられるはずがないと、かなり悩みました。

でも、それから9年が経った今では、16時には仕事を終えて買い物に行き、小学校から帰って来る娘のために夕飯をつくるのが当たり前になっています。

こうした仕事至上主義を改めた人は、僕のまわりにはたくさんいます。それぞれが苦労しながらも工夫をして、家族との暮らしという幸せな時間を取り戻しています。

働き方を変えるのは大変です。職種によっては調整が難しい仕事もあるでしょう。でも、家族と過ごす時間、とくに子どもと過ごす時間は一瞬一瞬がそのときにしかない貴重なものです。

スケジュールを共有すると同時に、「仕事だから仕方ない」という仕事至上主義から少し脱してみましょう。

三木 智有:NPO法人tadaima!代表/家事シェア研究家

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