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育児の「ワンオペ」解消は「予定共有」の一歩から 「ファミリーカレンダー」で家族の時間を見直す

東洋経済オンライン / 2024年7月22日 14時0分

子育てのタスクを家族共有のタスクにする

情報共有においてとにかく大事なのは、情報が夫婦どちらかに偏らないようにすることです。どのような方法でも構いませんが、僕がおすすめしているのは「ファミリーアカウント」の作成です。

ファミリーアカウントとは、夫婦が共同で管理するアカウントのこと。「〇〇_family@〜」のように新規アドレスを登録します。

子育てや家族行事などに関する登録は、基本的にはこのファミリーアカウントで行い、保育園や施設からの連絡は夫婦がともにキャッチアップできるようにします。

これは子どもが大きくなってきてからも便利で、デバイスを持たせ始めた頃のアカウントやパスワード管理をこのファミリーアカウントで行えば、夫婦どちらでも管理ができます。

カレンダーも、このファミリーアカウントを通じて「ファミリーカレンダー」をつくります。このファミリーカレンダーに「保育園や学校、習い事の予定」「家族の予定」などを入れておくことで、家族の予定をお互いに把握することができます。

「誰」が対応する予定かを記載する

家族の予定を入力していても、誰に関係あることなのかをはっきりさせておくことが大事です。

たとえば保護者会があったとして、夫婦でいくのか夫がいくのか妻がいくのかをはっきりさせる必要があります。そうしないとせっかく共有していても「自分が行く予定だとは思っていなかった」なんてことになりかねません。

そこで、

【パパ】保護者会、【ママ】保護者会、【両親】保護者会

など、誰が対応する予定なのか、決まり次第入力するようにします。これで予定に対しての主体性が高まります。

仕事至上主義を改める

このファミリーカレンダーの共有は、ささやかなティップスでしかありません。ですが、その背後には人生を変えるほどの大きな価値観の転換があります。それが「仕事至上主義を改める」です。

チーム家事を整えるということは、自分の人生の中に「家族との暮らし」を取り入れていくことです。それは、家事育児というタスクだけじゃなく、家族と一緒に食べる夕飯の時間だったり、夜や休日に過ごす穏やかな時間だったりします。

こうした家族との暮らしの時間は、仕事時間とのトレードになります。仕事の効率化については本書で触れる話ではありませんが、すべてにおいて仕事の都合を最優先していては、家族との暮らしを楽しむことは難しいでしょう。

家族とのかけがえのない時間を「約束」

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