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「心地よい台所」70歳になったら手放すべきもの シニアの自炊は「ラクである」ことが最優先

東洋経済オンライン / 2024年7月25日 18時0分

70代以降の台所で不要になるものと、その理由を紹介します(写真:buritora/PIXTA)

いっぱいしんどい思いをして、あれこれ悩みながら、時には泣いたり笑ったりムカついたり。そんな喜怒哀楽てんこ盛りの人生の中で、がんばる自分とがんばれない自分の間を何度となく行ったり来たりしてきたというエッセイストの中山庸子氏。

そんな中山氏がおすすめする、70歳以降の人生を楽に過ごすために「やめること」とは?

※本稿は中山氏の著書『やめると人生ラクになる 70歳を越えたらやめたい100のこと』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

シニアの食べたいものは、その日の天気と体調次第

70歳を過ぎて感じることのひとつに「お天気に敏感になったなぁ」があります。夫との会話も「今日も朝から暑い」「急に降りだしそう」「冷え込みきつい」など、近所の人との当たり障りのない挨拶や会話とあまり変わらなくなっています。

ただし、そのあとに「夕飯、何にする?」的なことが続くので、お天気と食べたい(ないしは作れそうな)ものとの塩梅がけっこう重要なんです。

そこで、本題。作り置きをがんばる必要性より、無理に消化する義務感の方が勝るようになったから「手の込んだ作り置き」はやめました。

ニンジンやゴボウ何本分も切るだけで疲労するお年頃、もう無理してキッチンに立つ時間を増やさない。作り置きというほどではないけれど、一応小さめの密閉容器に用意するとすれば、浅漬けとかマリネ、ピクルスのようなもの。

揚げ物は買っても、切って何かに漬けるだけなのに高いものは買いたくないシニア主婦。だけど、メインのおかずの他に欲しいのはこういうものなんですよね。だから、これを作るのは「やめない」。

で、調味料も○○の素的なびん類はほぼやめたのですが、試しに塩麴を買ったら、漬けるのに便利でおいしいので小さめの瓶のを買っています。

お天気のところに戻ると、シニアはその日の天候と体調に合わせて食べたいものを食べたい。シンプルでいいから、ライブ感覚重視。「消化試合」的に作り置きを食卓に並べ、結局ほぼ自分で食べる必要は「もうない」ということです。

洗い物を溜めなければ「洗い桶」も必要ない

私の場合、三角コーナーをやめたのは確か40代の頃だから、これは「やめた歴」長いものの代表です。

理由は簡単。

◎ シンクの角にいつもある生ごみを見たくない

◎ 三角コーナーのヌルヌル掃除がイヤ

◎ おしゃれじゃない

以上です。でも、よく考えると、ついさっきまでは「食材」だったのに、急に生ごみってかわいそう。

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