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メルカリ「フルリモート廃止?」に私が感じたこと 一体感を得るには「ある種の非効率さ」も重要だ

東洋経済オンライン / 2024年7月26日 11時0分

話を変えるようだが「効率的な恋人関係」というのは想像できない。おなじく「効率的な親子関係」というのも想像できない。家族は同じ場所に集って、喜怒哀楽も苦しみも一緒に経験する非効率さを経験する。一体感を得るためには、ある種の非効率さ=リアルが重要だ。他者と仲良くなる必要があるかが、リアルかリモートの使い分けを生む。

また他者へのコミュニケーションは必要以上に伝えないと伝わらないものだ。メールやコミュニケーションツールで100回「ありがとう」と書くより、感情を込めて握手しながら「ありがとう」と言う方が伝わる。感情を乗せるならリアルが圧勝だろう。

管理者への要望

これまでの論を前提に話す。それでもなお、単なる情報伝達会や定例会などで(社内外の人々に)出社を依頼する管理者がいる。定例会で感情のぶつかりは必要ない。

こういうときはリモートでいいし、出社させるのであれば、どれくらい意味があるかを管理者は意識するべきではないだろうか。

メルカリのニュースから語り始めた、今回のコラム。ぜひ全職場で、自分たちの目標に合ったリアルとリモートの使い分けが議論されればと期待したい。

坂口 孝則:未来調達研究所

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