1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

本日初戦!男子バスケの救世主が語る「パリ五輪」 W杯は過ぎた話、大切なのは過去ではなく将来

東洋経済オンライン / 2024年7月27日 16時0分

実に48年ぶりにオリンピック出場権を獲得した、バスケットボール男子日本代表。チームとしての真の強みとは(写真:Jag_cz/PIXTA)

日本バスケ界の救世主、ジョシュ・ホーキンソンさん。2023年に日本への帰化が認められ合流した2023年のワールドカップでは、獅子奮迅の活躍で、日本のパリオリンピック出場に大きく貢献しました。

そんな彼がパリオリンピックでの意気込みを語ります(『日々挑戦、日々成長 - 不可能を可能にするメンタル強化メソッド』より抜粋してお届けします)。

48年ぶりのオリンピック出場

改めてになりますが、2023年のワールドカップで日本代表チームがアジアの参加国で1位となり、パリオリンピックへの出場権を手にしたという結果はすばらしいものでした。

バスケットボール男子日本代表の自力でのオリンピック出場は、1976年のモントリオール大会以来、実に48年ぶりとのこと。

事前にそういった過去の歴史について詳細に把握していたわけではありませんが、これがどれほど日本にとって偉業であるかを知ると、自分たちが成し遂げることができたことの価値を実感することができました。

ただし、過去に起きたことについていつまでもすがっているわけにはいきません。大切なのは過去ではなく将来なのです。トムコーチも「いつだって成長する余地はあるのだ」と毎回、僕たちに強調します。

ワールドカップには32チームが出場するのに対し、オリンピックにはわずか12チームしか出場ができません。つまり、オリンピックにはワールドカップ以上に真の強国だけが参加するのです。換言すれば、誰と対戦しようと簡単に勝てる相手などいないということです。

そして、ワールドカップでは予選ラウンドを勝ち抜けなくとも順位決定ラウンドがあり、実際、僕たち日本もワールドカップでは2次ラウンドに進めずに順位決定ラウンドへ進んでいます。

オリンピックにはこれがなく、予選ラウンドで敗退した時点で大会は終わってしまうということになります。つまりは、どの試合も最重要の試合として戦わねばなりません。

そうした厳しい大会ではありますが、僕自身は出場することをものすごく楽しみにしています。ワールドカップで成果を挙げた日本が、そこからさらに成長し、より強固な軍団としてより高いレベルのプレーを、オリンピックという最高峰の舞台でどこまで発揮できるか、ワクワクします。

アメリカと対戦したら面白い

オリンピックは、言うまでもなくスポーツ最大の祭典です。誰もがオリンピックを見て育ち、世界のすばらしいアスリートたちのパフォーマンスを見てきたはずです。単に自分の国を代表するだけでなく、世界最高のアスリートたちが一堂に会して世界に向けて競う、特別な舞台です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください