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「キウイ」実はあまり知られていない最強の食べ方 「栄養素充足率スコアNo.1」強みを享受するには

東洋経済オンライン / 2024年7月28日 15時0分

手軽に食べられて栄養価の高いキウイ、でも食べ方によってメリットを享受できていないかも?(写真:I / PIXTA)

栄養価が高いことで知られるキウイ。手軽に食べられる果物として親しまれていますが、「実は皮はむかない方がいい」というのは本当なのでしょうか。東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部監修による『完全版 その調理、9割の栄養捨ててます! 調理科学×栄養がとれる食べ方のコツ』から一部を抜粋、再編集し、キウイの食べ方や知られざる栄養の秘密についてお届けします。

海外では皮ごと食べるのが当たり前?

日本では皮をむいて食べるのが当然のキウイですが、実は海外では皮ごと食べる人も多いのだそう。キウイを皮ごと食べると、果肉だけの倍の食物繊維、1.3倍のポリフェノールが摂れます。

【写真】キウイを皮ごとおいしく食べるため、“イガイガ”の皮を“ツルツル”にする方法

表面にやわらかな毛が生えているキウイは、皮ごと食べるのが難しそうですが、表面の毛をこすり落として食べれば意外と気になりません。果肉の黄色いキウイは毛が少なく表面が滑らかいので皮ごと食べやすい種類です。

またたんぱく質分解酵素のアクチニジンは果肉の4倍が含まれていて、甘みも皮ごとのほうが高く、おいしく食べられます。

ただし、キウイを食べると喉がイガイガする人はアクチニジンへのアレルギーの可能性が。その場合は皮をむいて食べるようにしましょう。

【画像】キウイの最強の食べ方を画像でもチェックしてみましょう(8枚)

キウイ中心の白い部分(果心)は、もともとは「めしべ」。果実を作るための栄養を蓄える箇所です。

キウイを2個食べれば、1日に必要なビタミンCが十分摂れます。キウイのビタミンCは中心の白い部分に特に多く含まれています。

果心のまわりにある黒いぶつぶつはキウイの種。ひとつのキウイに1000個ほどがぎゅっと詰まっています。ポリフェノール量は種が最大で、皮の約3倍、果肉と比較すると40倍以上もの含有量になるのです。

また、皮のすぐ下の部分もやはり栄養が豊富。たんぱく質を素早く分解して消化を助けるアクチニジンは、皮を厚くむくことでほとんどが失われてしまいます。黄色いキウイより、緑のキウイの方が、よりアクチニジンが豊富です。

キウイを長持ちさせる驚きの技とは

熱前処理による長持ちキウイ

キウイを劣化から守りたいなら、保存する前に温水に浸けてみましょう。45℃の温水に10分浸けることで、傷みにくくなるだけでなく、抗酸化力が上がるとする報告もあります。温水に浸けたあとは通常通り冷蔵庫に入れて冷やしておきます。

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