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亀戸「新興フードコート」で味わうミシュランの味 新旧交わる、新陳代謝の町並みを食で勝手に再現

東洋経済オンライン / 2024年7月28日 11時30分

総武本線・亀戸線が乗り入れる街・亀戸。「カメイドクロック」にあるフードコートは、新陳代謝を続ける亀戸を象徴するような場所だ(筆者撮影)

時にレストランであり、喫茶店であり、高齢者の集会所にもなる「フードコート」。その姿は雲のように移り変わりが激しく、楽しみ方は無限大。例えるなら「市井の人々のオアシス」だ。

本連載では、そんな摩訶不思議・千変万化な「フードコート」を巡り、記録しながら、魅力や楽しみ方を提唱していく。

今回は、東京都江東区にある商業施設「カメイドクロック」のフードコートを訪問する。その名も「アソビバ!フードパーク!」である。

【画像】東京・亀戸「カメイドクロック」にあるフードコート「アソビバ!フードパーク!」。生まれ変わる街・亀戸や、フードコートの様子【全35枚】

従来、東京を西と東に分けると「住みたい街」として名前が挙がるのは吉祥寺を筆頭に中央線沿線など西側が多かったが、近年は東側にも注目が集まっている。同エリアはいわゆる「下町」的な昔ながらの街が多い一方、近年は開発が進み、新旧が入り交じった独特の空気感が人気の一因かもしれない。

今回の亀戸も、歩いてみるとそうした「二面性」が感じられる街であった。

駅の出口で開発度に大きな違い、2つの顔を持つ街

スタート地点である亀戸駅でまず驚かされたのは、出口による開発度の違いである。具体的には、アトレがあり、東武亀戸線改札もある北口と、線路を挟んで反対のカメイドクロック側・東口とで見える景色が違いすぎる。

【画像】東京・亀戸「カメイドクロック」にあるフードコート「アソビバ!フードパーク!」。生まれ変わる街・亀戸や、フードコートの様子【全35枚】

北口には通りいっぺんのチェーン店がそろっており、マンションもそこそこある。また、アトレも2024年秋にリニューアル予定であり、活気を感じる。東京スカイツリーも遠くに顔をのぞかせており、東京東部の勢いを感じさせる一帯になっている。

反対に東口からまず目に入るのは、大量の自転車。そして昔ながらな喫茶店や立ち飲みチェーンの晩杯屋など、何となくこちらのほうが私が持っていたイメージに近い。もちろん、これは褒めている。

駅のすぐ前の道の奥に入ると、さらに居酒屋が立ち並ぶ。駅近の好立地にもかかわらず空き地のまま放置されている区画も複数あり、これから開発が進むのであろうか。同じ駅前でもそれぞれの側でここまでの差があるとは思っていなかった。

ちょっと歩くとディープな景色が広がる

駅前は非常に近代化された最近の勢いある街と、昔ながらの下町らしい街、その両面の顔を見せてくれたが、ちょっと歩くと後者の匂いが色濃く残っているように感じる。そもそも北口も路地を一本入ると、かなり渋い景色が広がる。

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