1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

あの「葛西臨海公園」がオシャレに変貌した事情 公園再生事業で独走するゼットンの強み

東洋経済オンライン / 2024年7月28日 9時0分

「そもそも価値を感じてもらえないと、来園した人たちは公園でお金を使おうとしないでしょう。だからこそ、その作業は同時に、どんな人が公園に来てほしいかを決めることになります。そのアプローチはレストラン作りと変わりません」

ハワイのカフェを逆輸入して海浜公園をテコ入れ

目下進んでいるのは、神奈川県藤沢市の鵠沼海岸での再開発事業だ。海に面しているという立地を生かした新たな海浜公園を作ろうと、同社がハワイのホノルルで展開するカフェ「GOOFY Cafe & Dine」を逆輸入する予定だ。

鵠沼海岸の店舗では海という宝はもちろん、富士山を望めるロケーションも生かして、その魅力を堪能できるテラス席などを設けていく。付近に多くいるサーファーだけでなく、浜に遊びに来た家族連れや近隣の人が豊かな時間を過ごせるような場所にしていく計画だ。

公園を軸とした新たなビジネスモデルは世界でもめずらしいとあってか、大手コンサルティング企業やアメリカのビジネススクールからもケーススタディにしたいとの要望が相次いでいるという。公園再生事業を軸に、同社の事業がこれまで以上にシナジーを発揮し、新しい価値を作り出す。その先に次世代の外食企業の在り方があるのは間違いないだろう。

三輪 大輔:フードジャーナリスト

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください