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「写真1枚」で超分析!劇的に便利なChatGPT仕事術 画像添付で「店舗分析」から「戦略立案」まで回答

東洋経済オンライン / 2024年7月29日 10時0分

chatGPTは人々の働き方を変えつつあります(撮影:今井康一)

世の中に大きな衝撃を与えたChatGPTの登場から1年半、2024年の5月13日に最新モデル「GPT-4o」が発表されました。これが驚異的な進化を遂げているのです。最新版では、テキストだけでなく画像・音声・動画データの入力・解析が可能になりました。

この写真をGPT-4oにアップロードして「価格戦略」を分析させると驚きの結果が返ってくる

o(オムニ)とは「すべての」を意味し、目に見える情報、聞こえる情報すべてを処理することからこのように名づけられています。このGPT-4oの登場で、世の中にさらなる変化が起きることは間違いないものと思われます。

写真1枚でコンビニの価格戦略も考えてくれる

具体的にどのようなことが可能になったのか、まず著者の活用例を1つ挙げてお話ししましょう。

著者が戦略コンサルティングを務める小売りの現場では、店舗に商品を並べる際の価格戦略が非常に重要になっています。どの場所にいくらの商品を並べてどう見せるかといった判断が売り場のイメージを形成し、顧客の消費行動、ひいては店舗全体の売上に大きく影響を及ぼしているのです。

少し専門用語を使って説明しますと、

  • 一番の売れ筋であり大量に陳列している商品(プライスポイント)
  • 並べている商品の下限から上限までの価格幅(プライスレンジ)
  • 商品の価格の種類がいくつあるのか(プライスライン)

この3つを適切なバランスで組み合わせて商品構成を決めることで、店舗のイメージやブランドを強化し、顧客の購買行動につなげています。

だからこそ、小売り現場の価格戦略は長年かけて培った知見や分析力が必要とされており、経験豊富な店長クラスの人材が担う部分でした。

しかし、GPT-4oを活用することで、売り場の分析も過去の豊富なデータを活用して最適解を導き出してくれるようになったのです。

実例写真を紹介

例えば、上記の画像はとある小売店の棚の一部を撮影したものです。これをGPT-4oに読み込ませて「価格戦略についての分析をしてください」と指示をすると、この画像1枚から、この売り場のプライスポイント、プライスレンジ、プライスラインを的確に捉えて教えてくれます。

さらに、目立つ位置に今イチオシの商品が並んでいるかどうか、顧客が選びやすいように陳列がなされているか、顧客が手に取り購買行動につながるようになっているか、棚に並ぶ商品の金額設定から顧客がどんなイメージを抱くか、こういった分析までしてくれるのです。

GPT-4oの実際の回答

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