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4割が月経異常、アスリート「婦人科問題」の深刻 10代の減量で「骨折リスク」を生涯抱えることも

東洋経済オンライン / 2024年7月29日 9時0分

「今後は部活動の地域移行により、委託された団体によっても婦人科問題への対応は差が出てくると思うので、スクリーニングは学校でやっていただきたいですね。とくに無月経の問題は、選手の子に限らず、ダイエットなどで骨密度が低くなっている子の健康を守る一助にもなります。10代では本人が月経異常に気づかないことも多いので、月経や栄養の正しい知識を小学校から系統立てて段階的に教える必要もあると感じています」

婦人科問題はアスリートだけの課題ではない

一部のトップ選手に限らず、中高生にも知ってほしい婦人科問題。しかし、これらはアスリートだけの問題ではないと能瀬氏は話す。

「現在、妊娠中や産後のトレーニング課題の研究や、パラアスリートのサポートにも力を入れていますが、こうした研究で得られた知見を地域にも展開していかなければと思っています。また、日本は20~30代女性のスポーツ実施率が低いので、もっと女性がスポーツを楽しめるようなポジティブなエビデンスも示すことができたらと考えています」

アスリートに限らず、すべての女性が自身の心身のコンディションの変化を把握して運動に親しむことは、高齢化が進む中で長く健康でいるためにも欠かせない視点だ。

吉田 渓:フリーライター

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