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「暑い!」猛暑を回避する"旅行術"を考えてみた 交通機関の利用法、時間の使い方、グッズなど

東洋経済オンライン / 2024年8月3日 14時0分

たとえば今年7月31日の最高気温を比べてみると、東京は35.6℃、大阪34.9℃だったのに対し、前回の記事でとりあげた千葉県の勝浦は31.1℃、日本最西端の与那国島は32.3℃だった。

交通機関の工夫

暑い場所へ行かなければいけない、という場合には、まず交通機関の選択を吟味したい。一番理想的なのはマイカーないしレンタカーだが、それがかなわない場合には、タクシーをこまめに使うか、短い距離でもバスを使いたい。

鉄道で移動する場合も、地上を走る鉄道と地下鉄が選べるなら、地下鉄を利用する。地下鉄なら、コンコースやホームでもほぼ冷房が効いており、地上の鉄道での暑いホームなどでの消耗を回避できるからだ。

また鉄道やバスを利用するときは、炎天下のホームや停留所ではなく、エアコンが十分に効いた待合室などで待機し、定刻直前に乗車場所へ行くようにする。

電車は、降りる駅のエスカレーター位置に近い場所を事前に調べて乗るようにすれば猛暑のホームを歩く時間を減らせる。

飛行機や鉄道やバスに乗るときは座る位置にも注意が必要だ。

たとえば日中に東海道新幹線や飛行機で東京から大阪に向かう場合、進行方向左側の窓際に座ると、南側から長い間直射日光を浴びる可能性がある。

もちろんシェードを閉めたら回避できるが車窓がまったく楽しめない。素直に右側をおさえたい(新幹線の場合、対向列車とのすれ違いによる風圧の衝撃はあるが)。

朝7時までが勝負の時間

次に1日の時間の使い方だ。

まず、早朝からの行動を旨としたい。幸いこの時期は日の出が早く、日本の多くで朝5時には明るくなっている。気温も7時くらいまでなら比較的過ごしやすいはずだ。

観光施設が開いていないじゃないかという声もあるだろうが、拝観料をとらない神社仏閣や公園、さらに街歩きなら時間の制約がない。多くの店が閉まっているというマイナス点はあるが、最近は朝食を提供するカフェなども少しずつ増えてきており心強い。

なお、朝食が食べられるところを探すときに便利なのが、Googleマップだ。レストランというタブ→他のフィルタ→カスタムで営業時間を選ぶ。ここで曜日と時間を指定すると、そのときに空いているレストランだけが表示されるという仕組みだ。

「食べログ」で検索する際に「朝食」に絞り込むという方法も有効だ。

猛暑のピークとなる日中はどう過ごせばよいのだろうか。

まず、原則として外での観光は回避したい。そして、メインを美術館や博物館、屋内での買い物などに限定する。少し奮発して贅沢で時間のかかるランチにしたり、あえて日中を移動時間に回して、涼しいところで車窓を楽しむ時間と割り切るのも「あり」だろう。

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