「日本で見ない日本車」ばかりのモーターショー 「GIIAS2024」で見たインドネシア自動車事情
東洋経済オンライン / 2024年8月5日 10時0分
さらに、SUVやコンパクトカーにも、日本にはないモデルがズラリ。トヨタは「ラッシュ」「フォーチュナー」というSUVにセダンの「ヴィオス」、ダイハツは「シリオン」「アイラ」というコンパクトカーをラインナップ。
ホンダは「ブリオ」「シティ」というコンパクトカーのほか、SUVの「WR-V」もあるが、このWR-Vは日本で販売されるものと中身が違うから少々ややこしい。
三菱自動車には「エクスフォース」「パジェロスポーツ」、スズキには「グランドビターラ」「エスプレッソ」というSUVがある。スズキは、かつて日本でも販売されたハッチバック車、「バレーノ」の2代目を販売中だ。
人気の「ジムニー」は、インド製の5ドアも販売されている。日系ブランドでありながらも、見たことも聞いたこともないクルマばかり。それがインドネシア市場なのだ。
今年のショーは「xEV」とMPVが目立った
次に、今回のインドネシア・モーターショーで発表された新型車をレポートしよう。日系ブランドでは次のようなクルマが登場した。
トヨタは、新型「GRヤリス」と「プリウス/プリウスPHEV」、ピックアップトラックの「ハイラックス・ランガ」の3モデル。
【写真】現地で見た「日本で見ない日本車」と気になる中国EV勢
ダイハツは「ロッキーハイブリッド」、ホンダは、「ステップワゴンe:HEV」と電気自動車(BEV)の「e:N1」。
三菱は新型「トライトン」と新型「パジェロスポーツ」、スズキはEVコンセプトの「eVX」。日産は「セレナe-POWER」をお披露目した。
三菱自動車を除く、すべての日系ブランドはハイブリッドとBEVというxEV(=何らかの電動ユニットを持つクルマ)であった。
また、ホンダと日産はミニバン、三菱自動車は3列シートのSUVと、MPV的に使えるクルマだ。つまり、今回の日系ブランドの発表は、「xEVとMPV」という内容であったのだ。
日本以外では、BEVを前面に押し出す中国ブランドの出展が目立った。ブランド名を挙げれば、ウーリン、BYD、MG、チェリー、GWM、AION、JETOUR、NETA、DFSKというもの。
さらに韓国のKIA(起亜)とベトナムのVINFASTも、BEVをずらりと並べる展示を行っていた。
ハイブリッド5%、BEV2%の市場のこれから
振り返ってみれば、ショー会場の「どこを見てもハイブリッドとBEV」という状況で、インドネシア市場で電動化が注目されていることがうかがえた。
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