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「日本で見ない日本車」ばかりのモーターショー 「GIIAS2024」で見たインドネシア自動車事情

東洋経済オンライン / 2024年8月5日 10時0分

ただし、インドネシアの電動化は、まだまだ始まったばかり。2023年にインドネシア国内で販売された100万台のうち、ハイブリッド車は5万2434台、BEVは1万7062台でしかない。ハイブリッドでようやく5%台、BEVは2%未満である。

このうち、もっとも数多くBEVを販売したのは、格安の小型BEVを扱うウーリンだ。中国ナンバー1のEVブランドであるBYDも、インドネシアではチャレンジャーという立場になる。

また、出展していた中国ブランドの多くは、まだ本格的にインドネシア市場に進出していない。上陸前のプロモーションとしての出展であった。

いまだエンジン車が主流となるインドネシアでは、中国ブランドのEVや日系ブランドのハイブリッドが「虎視眈々と普及を狙っている」、そんな状況のようだ。

これまで、現地ニーズに合わせて日本とは違うモデルで戦ってきた日本ブランド。今後はインドネシアでも電動化が進んでいくはずだが、果たして日本のようにハイブリッドが普及するのだろうか。それとも、中国勢のBEVが先んじるのか。人口2.7億人の大きなマーケットだけに、その動向に注目したい。

【写真】インドネシアモーターショーの出展ブースや車両をもっと見る

鈴木 ケンイチ:モータージャーナリスト 

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