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投資家が「島に投資」してみてわかった興味深い話 1000件以上の不動産に電話してみてわかった事

東洋経済オンライン / 2024年8月5日 16時0分

佐渡島にある3DKの家と300㎡の山を20万円で購入! 島投資を始める前に所有したプレ島案件だ(写真:『一生お金に困らない島投資の始め方』より)

ここ数年、ネットやテレビを通じて、日本の「島」に関するニュースに接する機会が増えています。「島に富裕層が移住している」「島にオフィスを置く企業が増えている」「外国人が日本の島を購入している」など、こうした多面的な現象は、日本の島が持つポテンシャル(潜在能力)の高さを物語っています。

そんななか、いち早く島の「魅力」と「投資価値」に気づき、島の不動産に投資をしているのが、投資家で事業家の永野彰一氏です。島の魅力とはいったい? 氏の新刊『一生お金に困らない島投資の始め方』をもとに3回にわたって解説します。

日本には1万4125の島がある!

日本が島国であることは知っていても、どのくらいの島があるのか、その数を正確に知っている人は少ないと思います。

日本の島は、1987年に海上保安庁が公表した「6852島」というのが一般的でしたが、国土地理院が最新のデータ技術を駆使して数え直したところ、これまでの2倍以上となる「1万4125島」(2023年2月現在)であることが明らかになっています。

この数は、人工の島を除く、外周100メートル以上の島を指しています。島の計数方法に世界共通の基準はなく、国際的にはオーストラリア大陸より小さい陸地を「島」と呼ぶことが一般的だといいます。

オーストラリア大陸の広さは日本の総面積の約20倍ありますから、世界水準で見ると、日本の領土はすべてが島で構成されているということになります。

都道府県ごとの島の数を見ると、トップ5は次のようになります。

【第1位】長崎県 1479島
【第2位】北海道 1473島
【第3位】鹿児島県 1256島
【第4位】岩手県 861島
【第5位】沖縄県 691島

日本には、これほど多くの島があるのか……と改めてビックリしました。

2023年に発表された国勢調査によると、人口がカウントされた「有人島」(市町村住民基本台帳に人口登録されている島)は「421島」とされていますから、1万4125の島の中で、人の住んでいない「無人島」は1万3704島ということになります。

これだけの島があるならば、投資に値する島が必ず見つかるはず……と考えた僕は、全国の不動産会社に矢継ぎ早に連絡を入れて、島投資の候補地となる物件のピックアップを依頼しました。

それと並行して、「どんな島であれば投資に値するのか?」を把握するため、聞き取り調査を開始したのです。

島に何を求めているのか?

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