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日本株の「長期上昇インフレ相場」は終わらない 次に来るのは「急落後の反発」か「弱気相場」か

東洋経済オンライン / 2024年8月5日 10時30分

日本の株式市場の上昇は、デフレ脱却相場と、別次元のテック相場の2本立てによって今まで支えられてきた。この間、日本の個人投資家の多くは値がさ株が多いこともあり、テック株の大商いには参加できなかった。逆に言えば、日本のテック株相場が終わったとしても、痛手は軽い。個人好みの相場になることで「陰の極」となる可能性もある。

それでなくても、日経平均は短期的に上げすぎた分、今度は下げすぎだ。7月11日の移動平均線からの乖離率を見ると、25日移動平均線が+6.5%、75日移動平均線が+8.0%となっていた。だが、今やそれぞれ-9.8%、-7.9%と十分すぎる下げとなっている。

ただし、移動平均の抵抗線としてのエネルギーは、支持線としてのエネルギーの何倍も大きいことも認識しよう。つまり各移動平均線を上回るためには、明確な買い要因を待つ必要があるということだ。

とにかく相場はこれからも続く。その相場に負けないためには、目先の動きに振り回されることなく、かつ変化に気づきながら対応することだ。そうすれば、おのずと展開は開けてくると考える。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

平野 憲一:ケイ・アセット代表、マーケットアナリスト

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