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「どんだけおんねんサークル長」就活生達のホンネ 25年「就活川柳」から就活生のトレンドを見る

東洋経済オンライン / 2024年8月6日 9時0分

就活のグループ面接で、「あれ?サークル長経験者多くない?」と思った経験はありませんか(写真: yosan / PIXTA)

企業の採用意欲は引き続き堅調で、2025年卒の大卒求人倍率(リクルートワークス研究所)は前年の1.71倍から1.75倍へと上昇し、企業の採用活動は前年にも増して早期化・長期化が進んでいる。

【受賞作品を見る】2025年卒「就活 川柳・短歌」入選作品の一覧

同時に、企業・学生双方の思惑から、コロナ禍で一気に広がったオンライン化の波は後退し、かつてのように対面でのインターンシップや会社説明会、面接が復活してきている。

目まぐるしく変化する就職・採用戦線を切り取るべく、今年もHR総研では、就活会議株式会社が運営する就活生向けクチコミサイト「就活会議」と共催で、就活生、採用担当者のそれぞれの目線からの印象深いエピソードを川柳・短歌に込めて詠んでもらう「2025年卒 就活川柳・短歌」と「2025年卒 採用川柳・短歌」を6~7月に募集した。

「早期化」や「AI」がテーマに

就活生・採用担当者ともに、今年はここ数年見られた「オンライン面接」をテーマにした作品は応募自体が大きく減少し、代わって「早期化」や「AI」といった最近のトピックスを題材にした作品や、「内定辞退」や「お祈りメール」といったこれまでにもあった普遍的な題材を扱った作品が数多く寄せられた。

その中からユニークな着眼点の作品やユーモラスに表現された作品を選出してみた。

今回は、「2025年卒 就活川柳・短歌」の入選作品を見ながら、学生たちのここまでの就活を振り返ってみたい。ぜひ学生たちの心の叫びを感じ取ってほしい。

まずは【最優秀賞】から紹介する。

緊張は しておりません 2回噛む(鹿児島県 からしーさん)

面接官からアイスブレイク的な質問として「緊張してる?」と聞かれ、緊張のあまり「緊張はしておりません」という短いフレーズを答えるつもりが、思わず2回も噛んでしまったという実際のエピソードがユーモラスに描かれている。緊張している自分を隠すどころか、かえってアピールしてしまった姿に親近感を覚える。

きっと面接はオンラインではなく、対面だったのだろう。それも対面形式での面接はこれが初めてだったのかもしれない。どっと噴き出す汗をハンカチで拭うこともできず、うつむきがちになってしまう作者の姿が目に浮かぶ。

リアルな体験が詠まれ、笑いを誘う秀逸な一句である。就活生なら誰しも経験しそうな緊張感が微笑ましく表現されている。この面接の結果がどうだったのか気になるところだが、次の面接からは少しは緊張から解放された状態で臨めたのだろうか。

お祈りメールからの切り替え方

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